223 6月15日(土) スカートがめくれる話
こういうタイトルをつけると・・女性の皆さまから、「あ~、また、アホバカ作家が、いやらしい話を書くんだ」という声が聞こえますが・・
違うんです! 今日はいつもと違って、清純派路線なのです(笑)。
ボクは恥ずかしながら・・『第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト【俳句の部】』に参加しています。といっても、ボクの場合は、参加することに意義があるという趣旨なので・・大した俳句はアップしていないのですが・・てか、大した俳句をアップしたくてもできないわけなんですが(笑)。。。
で、少し前に、以下の駄句をアップしました。
『スカートの裾 揺らす薫風 艶めかし』
道を歩いていたら・・向こうから歩いてきたお姉さんのスカートが翻って・・見えちゃった・・という素敵な(!)話なのですが・・この駄句に対する女性の皆様からの評価が、概して不評だったのです!
なんと、女性の皆さんの多くが「アホバカ作家って、やらしいわね」というご評価だったので・・今日は、「ボクはやらしくありまっしぇん」という話をします(笑)。
で・・ここで、口調が変わって・・
学生のとき、友人たちと遊園地に遊びに行ったのだ。
面白い乗り物があった。
何という名前なのか知らないが・・直径10mほどの大きな円盤の周囲に壁が付いていて・・お客は周囲に一列に並んで、その壁を背にして立つのだ。
すると、円盤が高速で回転し出して・・お客は、遠心力でその壁に押し付けられてしまう。円盤の床は結構な角度で傾くのだが、お客は遠心力で壁に押し付けられているので、決して落ちることがないのだ。そのスリルを、キャー、キャー言いながら楽しむという趣向なのだ。
ボクは友人たちと、その乗り物に乗った。ボクの右横は、ボクと同じくらいの年齢の若い女性だった。
ボクたちが壁を背にして並ぶと・・すぐに円盤が回り出して・・ボクたちはみんな、背中から壁に押し付けられてしまった。すると、大きく床が傾いた。・・次の瞬間、今度は逆方向に傾いた・・
床が傾くごとに、お客たちの歓声が上がる・・ワー♪、ワー♪、キャー♪、キャー♪・・
その中に、ボクの隣のお姉さんの声が混じった。
「キャー、スカートが・・」
ボクが眼だけを横にして、お姉さんのスカートを見ると・・なんと、隣のお姉さんのスカートの裾が・・遠心力で、少しずつ上に持ち上がってきているのだ。
お姉さんは、手でスカートを押えたいのだが・・両手は壁に張り付いていて、動かすことができない。
乗っているお客はみんな、円盤の周囲の壁の前に、壁を背にして並んでいる。円盤の床には何もない。だから、各自が、その乗り物に乗っている全員の様子を見渡すことができるのだ。
そのとき、壁に張り付いているのは20人ぐらいだったが・・その全員の眼が、ボクの隣のお姉さんのスカートを見ているのが分かった。
向こう側の何人かの女性たちから、「あっ、スカートが!」とか、「キャー、あの子、かわいそう!」という声が上がった。
隣のお姉さんは、身体をねじって、なんとかスカートの裾の上昇を阻止しようとしているのだが・・遠心力で身体は全く動かない。
ボクが横目で見ていると、スカートの裾はどんどん持ち上がって・・ついに・・お姉さんの太ももが顕わになった。
そのとき、ボクの右手はお姉さんの太ももの横の壁に張り付いていた。ボクは・・渾身の力を振り絞って・・なんとか、指先だけを動かした。すると、指の先が、隣のお姉さんのスカートの布地に引っかかったのだ。
ボクは、指先をスカートの布にくるくると絡めた。すると・・お姉さんのスカートが少しずつ、ボクの指に巻き取られ・・ボクの指がスカートを引っ張られるような形になって・・スカートの裾の上昇がなんとか止まったのだ。
ボクもお姉さんも、そのままの格好で、その乗り物に乗り続けた・・
やがて、乗り物の回転が緩やかになって・・止まった。
それで、ようやく、ボクたちは手を動かすことができるようになったのだ。
隣のお姉さんがボクを見た。恥ずかしそうに言った。
「ありがとうございました」
ボクはこう答えた。
「いえ・・よかったです」
で、そのお姉さんとボクは、お茶でもご一緒に・・ということにはならず、そのまま別れたのだ(笑)。
女性のスカートに指を絡めたなんて・・初めての経験でした!
でも、いい思い出が出来ました(笑)。。。
だから、だから・・ボクは、やらしくないんですぅ💦
皆さん、分かっていただけましたかぁ~💦
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