128 6月21日(水) 今日もカラスは飛んでいく・・・
僕の家の横に大きな駐車場があって、巨大な桜の樹やイチョウの樹が何本も生えている。と言っても、僕の家の駐車場や樹々ではないよ。近所にある、ちょっと大きな会社の駐車場と樹々なんだ。
以前にも書いたが、毎年、春になるとウグイスの赤ちゃんが近くの山から、その中の桜の樹に飛んできて、「ホ、ホケ、ホケ・・・」と一生懸命に鳴く練習をしている。そして、ウグイスの赤ちゃんは、桜が満開になるころには「ホーホケキョ」とうまく鳴けるようになって、山に帰っていくのだ。
実は、隣の大きな樹々にはカラスが巣を造っている。それで、樹々のまわりでは、カラスが一年中カーカーと鳴いているのだ。
僕は、そんなところに、ウグイスの赤ちゃんがやって来て、カラスに襲われないのだろうかといつも心配になるのだが、カラスと他の鳥とはちゃんと共存共栄になっているみたいなのだ。
先日も、その駐車場に向いたベランダで『ギイー、ギイー』と聞きなれない音がするので、何かと思って覗いてみた。すると、見たことがない鳥が一羽、ベランダの柵にとまっていて、『ギイー、ギイー』と鳴いていたのだ。しかし、僕がその鳥をよく見ようとしてベランダの窓を開けたら、その音で逃げてしまった。
で、インターネットで調べてみたら、『ギイー、ギイー』と鳴くのは、コゲラという鳥だそうだ。このコゲラもカラスに襲われることもなく、僕の家の周りを飛び回っていたというわけですね。
さて、今日は他の鳥とも共存している、そんなカラスの話。
少し前の朝、アホバカ妻が「見て、見て」と言って、僕をベランダに呼んだのだ。アホバカ妻が指さす空を見ると、一羽のカラスが飛んでいて、それをもう一羽のカラスが追いかけていた。どうも、先を飛ぶカラスが逃げまどっているのだが、それを後のカラスがしつこく追いかけているみたいなのだ。
アホバカ妻が言った。
「あれ、毎日、メスをオスが追いかけてるのよ。で、メスが『イヤだ~』って逃げてるのに、オスがしつこく追いかけてるわけ。毎日、ああして、追っかけっこをしているわ」
僕が答える。
「へえ、人間と同じだなぁ」
カラスの世界も人間の世界とよく似ていますね。
他の鳥と共存したり、メスをオスが追いかけたり・・・
で、今日もカラスの声が聞こえているので、耳を澄ませてみると・・・カラスって絶対に会話をしていますね。
だって、一羽がカーカーと鳴くと、それに呼応するように、別の一羽がカーカーと鳴いているのだ。絶対に、複数のカラスがばらばらに、あるいは重なって鳴くことはないのだ。これって、どう考えても会話ですよね。
きっと、オスがメスに向かって一生懸命に声を掛けているのだが・・・きっと、メスは「イヤよ」という返事ばっかりなんだ・・・
やっぱり、カラスって人間と同じなんですね。。。
えっ、今日の話は、なんだか取りとめがないって・・・何が言いたいのか分からないって・・・そんなこと、ありませんよぉ。だって・・・
今日も外ではオスが一生懸命にメスを追いかけている。僕はそれを見ると、メスもたまにはオスに付き合ってやったらいいのにと思うのだ。何だか、オスがかわいそうになりますね。カラスのオスの姿が自分に重なりますぅ。。。
で、今日のよかったことは、カラスのオスの姿が自分に重なるってことを、皆様と共有できたこと。。お粗末でした・・・
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