59 6月17日(金) カクヨムにはね、恐ろしい秘密があるんよ。

 恐ろしい秘密を知ってしまった。


 これから、その秘密を貴方にだけ教えるよ。


 おっと、その前に玄関は閉まってるかい? 窓は? 窓も全部閉めて・・そう、そう、全部締め切るんだ。あっ、お風呂場の窓も全部閉めないといけないよ。誰にも聞かれないようにするんだ。


 この話はね、誰にも聞かれてはいけないよ。恐ろしい秘密だからね。


 実はね、カクヨムには恐ろしい秘密結社があるんだ。えっ、そんなの今まで知らなかったって? 聞いたことがないよって? そりゃそうだよ。結社なんだから。


 その秘密結社はね、妖艶な美魔女たちで構成されているんだ。美しいんだけどね、とっても恐ろしいお姉さんたちなんだ。これから、その秘密結社のことをお話するからね・・決して声を立てずに聞いてもらいたいんだ。


 その秘密結社の首領は妖艶な美魔女だ。なぜか、いつも帽子をかぶっている。それでね、一説にはその首領の帽子姉ちゃんはイタリア人で、北イタリアのピエモンテ州の出身だという噂があるんだ。僕はピエモンテ州なんて聞いたこともないし、行ったこともない。僕が全く知らないところなんだけど、そういう噂があるんだ。だけど、誰も真実を知らない。謎の帽子姉ちゃんなんだ。


 そして、首領の帽子姉ちゃんはね、部下に指示を出すときに、指示をイラストに描いて示すんだ。この前も、秘密結社のユニホームの指示を出していた。最初は女子学生のセーラー服の指示だった。それから、なんと、この前、体操服にブルマ姿の指示が出たんだ。それで、今は秘密結社の怖い姉ちゃんたちは全員ブルマ姿というわけだ。


 その首領の帽子姉ちゃんの下にはね、四天王と呼ばれる五人の恐ろしい美魔女姉ちゃんたちがいるんだ。えっ、五人なのに、なぜ四天王かって? いい質問だよ。


 これには恐ろしい話があってね。もともとは『天王』だったのが、『四天王』に転化したって説があるんだ。うわ~、怖いでしょう。


 あるいはね、この姉ちゃんたちがみんなスケベエで、いつも「して~、して~」って言ってたことからね、姉ちゃんたちが言う「して~ぇん、もっとぉ~」が「して~んも~」になり、それが『四天王』に変わったという説も有力なんだ。だけど、これも本当のところは誰も分からないんだ。姉ちゃんたちがみんなスケベエだというのは確かなようだけどね。。。姉ちゃんたちはいつも若いオトコを探していてね・・時にはお金でオトコを買ってるって噂もあるよ。オトコをお金で買うんだってさ・・怖いねエ。


 それでね、四天王の五人の一人は・・って、ややこしいな・・なんと、玉ねぎを武器にしているんだ。玉ねぎですよ、玉ねぎ。八百屋さんで売ってる玉ねぎなんだ。だから、この姉ちゃんは玉ねぎ姉ちゃんって呼ばれているんだ。それで、その玉ねぎ姉ちゃんはね、敵の口に玉ねぎを突っ込んで、そのままみじん切りにして敵を窒息死させるという恐ろしい『玉ねぎみじん切り』という必殺の恐怖技を持ってるんだよ。あの涙が出る玉ねぎのみじん切りを口の中に一杯入れられるわけだ。そりゃあ、苦しいだろうねエ・・


 この玉ねぎ姉ちゃんもすっごい妖艶で美人なんだけど、妖艶美人ほど恐ろしいって言うじゃない。この玉ねぎねえちゃんがもっと恐ろしいのは、玉ねぎを使って拷問をするんだよ。玉ねぎ拷問っていわれてるよ。その玉ねぎ拷問がね、実に筆舌に尽くしがたいものなんだ。それで、玉ねぎ姉ちゃんに玉ねぎ拷問をされたら、みんな耐えられなくて、すぐに秘密を白状してしまうらしいんだ。えっ、玉ねぎを使った玉ねぎ拷問ってどんなものなのかって? そんなの書けないよ。だって、筆舌に尽くしがたいんだから。


 四天王の五人のもう一人の姉ちゃんは・・この姉ちゃんもすっごい妖艶美女なんだぜ・・なんとクナイを持ってるんだ。クナイとは、忍者が使用した『先のとがった武器』なんだ。決して、東京都世田谷じゃないよ。忍者が敵を倒すのに使うクナイなんだ。だから、この姉ちゃんはクナイ姉ちゃんって呼ばれている。


 しかしね、このクナイ姉ちゃんには、クナイよりもっと恐ろしい必殺技があるんだ。なんと、このクナイ姉ちゃんは寄生虫を飼っててね、敵に寄生虫を飲ませてしまうんだ。そうすると、寄生虫が敵の脳に入って、敵の脳を支配してしまうんだよ。こうなると、誰でももうこのクナイ姉ちゃんの言いなりになってしまうんだ。つまり、奴隷にされてしまうというわけだ。寄生虫を使って、敵に寄生虫拷問をすることもあるんだ。


 えっ、クナイ姉ちゃんが飼ってるのは何という寄生虫かって?・・それはねえ、ハリガネムシとかロイコクロリディウムっていうんだよ。名前を聞いただけで、怖いねエ・・。それで、その敵を操って、用が済んだら、寄生虫が敵のお尻の穴から出てきて・・クナイ姉ちゃんが指示する、また別の相手の口の中に入っていくんだってさ。虫がお尻の穴から出てくるって・・怖いねエ。。


 その他にも、四天王の五人の姉ちゃんには、いろんなのがいるんだ。・・長ネギを武器にする妖艶美女姉ちゃんとかね・・だけど、その話は今度にしよう。話してる僕が恐ろしくなってきて・・これ以上、お話しできなくなってしまったんだ。


 そしてね、その秘密結社のメンバーは全員が、恐ろしい魔神『ぱんなこった』を崇拝する邪教パンナコッタの信者なんだ。パンナコッタ教の歴史は古く、旧約聖書のアブラハムの時代には地上に存在していたと言われている。一説によると・・・旧約聖書に登場するノアもアブラハムもモーセも、みんなパンナコッタ教の信者だということなんだ。


 そのパンナコッタ教の総本山のパンナコッタ神殿には、恐ろしい魔神『ぱんなこった』の像が鎮座してる。魔神『ぱんなこった』の恐ろしい姿はやはり筆舌に尽くしがたくって・・とてもここに書くことができない。


 そして、魔神『ぱんなこった』は人間に恐ろしい呪いを掛けるんだ。その呪いは『ぱんなこったの呪い』っていわれている。えっ、『ぱんなこったの呪い』ってどんな呪いかって? それが分からないんだよ。だって、『ぱんなこったの呪い』を掛けられた人間はみんな、「ぱんなこった」って一声叫んですぐに死んでしまうんだ。だから、『ぱんなこったの呪い』がどんな呪いかは誰にも分からないんだよ。怖いねエ・・・


 それで、その秘密結社では、首領の帽子姉ちゃん以下、四天王の五人の姉ちゃんたちが一緒になって、毎日毎日、魔神『ぱんなこった』の像の前にひれ伏して、「ぱんなこった」、「ぱんなこった」、「ぱんなこった」って恐ろしい呪文を何度も何度も唱えているんだよ。これは、パンナコッタ教の戒律なんだ。・・・つまりね、旧約聖書に登場するノアもアブラハムもモーセも、みんな、「ぱんなこった」、「ぱんなこった」、「ぱんなこった」って唱和していたわけだ。すごいねエ・・


 そうそう、『唱和』って言えば、この秘密結社はなぜか『昭和』を礼賛していてね・・昭和の悪口を言う人間を『ぱんなこったの呪い』を使ってね・・人知れず闇から闇にほうむっていくんだってさ。。。


 恐ろしいねエ・・


 どう、これがカクヨムの秘密なんだよ。このことは決して人に話してはいけない。


 えっ、話したらどうなるかって?・・そんなの、決まってるじゃない。四天王の玉ねぎ姉ちゃんとクナイ姉ちゃんがやってきてさ・・恐怖の玉ねぎ拷問をされた後で、無理やり寄生虫を飲まされてね、奴隷にされてしまうんだ。


 この秘密を貴方に伝えることができたのが、今日のよかったことだよ。


 いいね。この秘密は決して誰にも言ってはいけないよ。


 あっ、どこからか・・玉ねぎのニオイがする・・えっ、何か、虫が僕の首筋を這っている・・・




 

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