12 4月27日(水) 鵺(ぬゑ)がいた

 田舎道を歩いていると、僕の背中の方から黒い大きなものが飛んできた。

 僕は頭上を見上げた。

 黒い大きな鳥だ。

 鳥は僕の頭上を飛び越して、向こうの水田に飛んでいく。

 鳥が水田の緑の苗の中に降り立った。

 緑の苗の中に鳥の姿が黒い塊になって浮かび上がった。

 初夏のみずみずしい『緑』と鳥の漆黒の『黒』のコントラストがなんとも美しい。

 鳥がこちらを振り向いた。

 猿の顔だ。

 鵺(ぬゑ)だ!

 僕はそう思った。

 鵺って、本当にいたんだ。

 こ、これは千載一遇のチャンスだ。早く動画に撮らないと・・

 僕はスマホを鵺に向けて、動画のスイッチにタッチした。

 そのとき、水田の中のあぜ道を自動車が走ってきて、鵺の前を通過していった。

 鵺は自動車の2倍くらいの大きさだ。

 鵺は大きいなあ。

 いい動画が撮れたぞ・・・僕はそう思った。


 ・・・というところで、眼が覚めた。


 どうして、鵺(ぬゑ)の夢なんかを見たのかと言うと、昨夜寝る前にインターネットを見ていて、たまたま鵺に関するブログを眼にしたからだ。


 鵺というのは、日本の妖怪だそうだ。体長は2mぐらい(僕の夢よりは小さい)で、サルの顔にタヌキの胴体、トラの手足に、ヘビのしっぽを持っているという。口からヒョウヒョウと鳴く声を出すらしい。平家物語にも描かれていて、平安時代の末期に天皇の住む御殿に、夜になると黒煙と共に鵺が現われたのを、弓の達人である源頼政が退治したという。


 夢とはいえ、鵺の姿を見られてラッキー。

 とうことで、今日の僕のよかったことは、妖怪『鵺』を見ることができたこと。


〔天の声:なんや、ホンマに鵺を見たんかとおもたら、夢かいな・・そう言えば、夢というと、あんたの駄作の中に夢に関するものがあったんちゃうか?〕


 あっ、『私と夢で遊びましょ♫』だね! 皆様、よかったら読んでね。URLは以下だよ。

 https://kakuyomu.jp/works/16816700428473731188


〔天の声:宣伝をするなちゅうねん。そんな、おもろない話、誰も読みとうないわ〕


 だって、誰も読んでくれへんのやから、宣伝せんとあかんやろ。って、なんで、僕が大阪弁?


〔天の声:妖怪ちゅうと、妖怪を扱った、あんたの、しょうもない小説やけどなあ〕


 あっ、『轆轤首の宿』だね。

 読者の皆様、URLは以下だよぉぉぉ。

 https://kakuyomu.jp/works/16816927860875038779


〔天の声:宣伝は止めんかい! 見苦しいわ!〕


 こちらの話もこうして宣伝しないと誰も読んでくれないんだよぉぉぉ。・・・ヒョウヒョウ・・・


〔天の声:そりゃ、あんたの小説、『轆轤首の宿』がしょうもないからや。・・ところで、夢でも鵺を見られて、よかったのう・・。そりゃ、ええのう・・・え~の~。え~ぬ~。逆に言うと、ぬ~え~。これで、鵺や〕


 なに、それ????・・・

 支離滅裂で無茶苦茶なこじつけだよなあ。天の声も、言うことが枯渇してきてるなあ。


〔天の声:・・・ヒョウヒョウ・・・〕


 鳴き声はヒョウヒョウじゃなくて、コカツ、コカツの方がぴったり。


〔天の声:しかし、この日記もだんだん、くだらん駄作の宣伝になってきてるなあ・・こんなんで、ええのんかいな?〕


 ・・・コカツ、コカツ・・・

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