第68話 青いゲレンデ
ゲレンデの上空は青いスカイブルー。遠くには白いアルプスが見える。
リフト券を手にして、並んでリフトを待っていたら、同じ列に並ぶ女性がいた。
赤と白のクロアチアの国旗みたいなウェアに、白いニット帽を被り、目にはアイシャドウ、大きくパッチリとしたその瞳はアーモンド形で、その瞳で見つめられると頭が真っ白になりそうだ。
そして何よりも、彼女の透き通るような白い肌は雪のように美しく、人々をトリコにしてしまうだろう。
しばらく彼女を眺めていたら、彼女のリフトの番になった。彼女がリフトに乗った。
僕はその姿を見て、彼女が乗るリフトの座席になりたいと思った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます