第七話だ!!少しシリアスだ!!
言い忘れたんけど、前回の輪〇で死んだ前世TSサキュバス今世TS娘さん親友にメス堕ちにされて、孕んで幸せな家庭を築いてるぜ!!不幸な子ほど、ハッピーエンド迎えたときの感動が半端ないから、スピンオフとかに出来たら面白そうだな!!読んだら絶対性癖壊れるに違いないぜ!!(既に壊れた
##
よっす!!皆大好き、木霊凜だ!!!好きでこの見た目してたって言ってたけど、別に好きでもないと気付いたわ!!だってチャラいしチャラすぎて逆に格好良くなく感じたわ!!
だから髪を染め直したぜ!黒色にな!!やっぱり規則正しい格好するのは心も正しく感じるぜ。
で、気になる近況の報告だけど、なぜかワカメ野郎が謝りに来た!!きれいな土下座だったぜ!!
なんか謝りながら自分の罪を告白したぜ!!「俺をほったらかしてごめん」とか「勝手にハーレム作ってごめん」とかをな。
いや別にあの後から噂でワカメ野郎が怪しい集団の違法魔法実験止めてきてそれであの美少女ズと仲良くなったとしたんだから、俺は気にしてないぜ!!
だっていいことしたらご褒美貰えるのは当然だしな。この場合は美少女と仲良くなることが褒美だ。
そしてほったらかすに関してだけど、これはとんだ勘違いだ。俺はお前にほったらかされた覚えはないしされるつもりもない!!野郎に構ってくれなくて拗ねるとか、誰がそんな女々しい真似をするんだ!!俺はお前とそういう痴話げんかになるほどのホモホモしい関係になった覚えはないぞ!!は?無視された?あれは無視ではない!!勉強に集中しすぎて周りが見えなくなるだけだ!!
現に集中しすぎた勉強で俺の能力は明らかに上がった!!
なんと、転写魔法が同時に保存コピーできるのは1個から2個まであがったのだ!!スゲーな俺!!
まあとにかく、奴がどんな罪を犯してきたかは俺の知ったことではないが、俺に謝ってきてる以上、俺が寛大な心をもって許そうではないか!!
しかし条件がある、これから面白s...面倒ごとや厄介ごとがあれば遠慮せずに俺に相談することだ!!俺って優しいから友達のためなら惜しみなく手伝うからな!!決してあわよくば可愛い女の子に恩を売ってやつのようにハーレムを築くとか、企んでるわけじゃないからな!!
まあ、そういうわけで俺とワカメ野郎は相変わらずオタクトークしてゲーセンやアニメーとに言って、休みの時にはキモオタトークを花咲かせてる毎日だ!!
変わったことがあるとすれば俺が奴に出した条件通り、遠慮なく面倒ごとや厄介ごとを持ってきやがった。確かに遠慮せず俺に相談に来いとは言ったけど、俺を巻き込ませろとは言ってない!!
しかし何の因果か、毎度毎度新しい厄介ごとを持ってきやがった。しかもスケージュールが大きくなってるし!!
しまいにはデッカイ悪の組織と絡むようなことまで持ってきやがって、大人しくできんのかいワレ!!
お陰で俺の魔法の実力はとんでもないレベルまで上がったぜ!!なんか何個もコピー保存できるようになったし、使える回数も一回限定から何十回にもなってるし、新技やコピーした固有魔法の組み合わせの新しい使い方を考えすぎたせいで寝不足になっちまった!!
おかげさまで元の黒い髪になった俺の頭部と目の下に出来た隈が相まって、初期頃のやつの代わりに俺が陰キャになっちまった!!畜生!!
それに厄介ごとは解決できても何故か女の子の俺に対して好感度は上がらないし、やつばっかりいい思いするし、これではただ働きじゃねーか!!
だから俺は決めたのだ!今回の事件が終わったら、もうきれいきっぱりと奴と縁を切ってもとのモブチャラ男子高校生に戻る。
今回の事件の内容は悪の組織の親玉との対決だ!!なんか動揺作戦とか、証拠品を探すとか、色々細かい内容はあるけど、つまり敵の親玉を取れば全て解決じゃ!!
特別に俺が全部持ってるコピーした固有魔法と血統魔法のストックを使って解決してやろう!!
今行くから、首洗って待ってろ!!
☆
魔星学園に転校して、
今まで平和な日常より血生臭い戦争の方が慣れてる僕だけど、それでも死と隣り合わせた日々は好きになれない。
冒険者の時もそうだった。幸いなのは孤児に生まれて、それで死んでも悲しむものは少なくとも僕に助けられた後輩冒険者ぐらいのはず。
全くやんちゃな奴だった。あれだけ警戒しろと注意したのにうっかりミスしてそれで身寄りのない僕が代わりに犠牲になったからいいものの、もしほかの誰かが犠牲になったらきっともと大変なことになるかもしれない。
まあそれで一瞬の油断は命に係わると知ってしまった僕が中学まで無駄に怯えて生きてきたものの、それでやっと平和に生きるとはどういうことなのか分かったんだから良しとしよう。
それにまさかやっと普通に平和の中で平凡な人として上手く生きて行けていけると思った時期に、また危険なことに巻き込まれるとは最初の僕も思わなかった。
確かに危険度だけ言えば戦争中の前前世や毎日死ぬかもしれない職業をやっていた前世とは比べ物にならない。
でも、今は違う。最初はただ巻き込まれただけだけど、今の僕には大切な仲間、守るべき人たちがいる。それに唯一僕と本気で本音で突きあえる親友もいるのだ。
だからこの街の、僕たちの平和な日常を犯さんとするあの組織の行いだけは見逃せない。今まで何の罪もあまつさえ子供にも手をかけて、歪な魔法実験で何人も殺めてきたあの組織だけは。
だけれど流石は何十年もこの都市に根付いてた巨大組織だ。元凶を探し出せたのはこの一連に関わってからもう半年が過ぎた。
明日、春休みの最終日で、やつらの最終作戦とともにこちらもそれに乗じてすべてを終わらせるつもりだ。
それでやっと、この騒がしく、平穏と程遠いこの日々からおさらばできる。
まあ、正直に言うと、僕は少し楽しんでた。
確かに争いごとや血なまぐさい戦場は好きじゃないけど、仲間たちと戦ってきたこの日々は俺にとって新鮮で楽しかった。冒険者時代にもであったことがない、この大切で素敵な仲間たち。
華音とゲームの話をする日々、要と幼少期を懐かしむ日々、カリナ先輩と恋人ごっこをする日々、六花とともに切磋琢磨する日々、そして凜と一緒にばかやっていた日々。
どれも今までの戦いがなければ、絶対に訪れない日々だし、戦いがあったからこそ大切に思える日々だ。
だからなのか僕の頭のどこかはもう直ぐこの戦いが終わることを少しだけ残念そうにしていた。
ーーーだからこれは、そんな罰当たりなことを思っていた僕に対しての罰なのかもしれない。
##
親友視点少しむずいぜ...
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます