5/10 3、2、1……!!

「ゴーシューーーーーーーーーーーーーーーーーート!!!!!!!!!!!!!」

 ……いや、「ご乱心」ではないです。私、ベイブレードが好きなんです。


 ベイブレード。

 世の小学生をベイバトルの波に呑み込み、世の保護者に多額の玩具料を払わせたコンテンツ。

 そして中田は、小学生の頃から、ベイブレードをチェックし続けています。そして実は、ファンクラブにも入っています(専ら、情報収集のためですが)。


 ベイブレードには世代によってシリーズが異なるのですが、私は『メタルファイトベイブレード(第2世代)』が世代です。1つ前の『爆転シュート(第1世代)』は追い切れていないのですが、世代真っただ中の『バースト(第3世代)』はチェックしていて、漫画もちまちま買っています(現在進行形で買っている漫画って、多分これしかない……)。


 で。

 何で急に、ベイブレードの話をし始めたかと言うと。

 ベイブレードって、世代ごとに比較すると、違いが分かって面白いんです。

 もちろん、同じところもあります。冒頭に挙げた「3、2、1、ゴーシュート!」(ベイバトルを始めるときの掛け声)とか、WBBA(”World Beyblade Battling Association”の略。要するに運営組織)とか。「メタベイのときは、あのキャラがWBBAにいたよなぁ~」と振り返ったりするのも、ファンの密かな楽しみです。


 実際、ベイブレードって面白いんです。メタベイはあのぶっ飛んだ世界観が最高だし(分からない人は、『イナズマイレブン』的なのを思い浮かべてください)、バーストは逆に「地に足のついた」展開なのが良い(まぁ、それでも、ぶっ飛んでいる部分はあるのですが)。バーストが始まってすぐの頃は、「メタベイみたいなのが良かった」という人もいたのですが、私はバーストにしかない良さがあると思っています。原作の漫画を見ても分かるのですが、作り込みが細かいんですよ……。


 閑話休題。


  同じところはさて置いて、違うところの比較をしましょう。玩具のギミックが上向上した、ベイブレードの名前の付け方が変わった、というのは、分かりやすい違いです。が、私が最も驚いたのは、ベイバトルが終わった後の、判定結果の呼び名です。


 「ゴーシュート」の掛け声に合わせて、ベイバトルがスタート。その後何やかんやあって決着がつくわけですが、そのときの呼び方が異なるんです。


・メタルファイトベイブレード

 *スタジアムアウト(スタジアムからベイブレードが飛び出す)

 *スリープアウト(ベイブレードの回転がストップ)


・ベイブレードバースト

 *オーバーフィニッシュ(メタベイの「スタジアムアウト」と同じ)

 *スピンフィニッシュ(メタベイの「スリープアウト」と同じ)

 *バーストフィニッシュ(バーストオリジナル。ベイブレードが分解して終了)


 メタベイは「アウト」なのに対し、バーストは「フィニッシュ」。どちらかと言うと、「アウト」よりも「フィニッシュ」の方が、勝者と敗者、両方に注目しているように思いませんか? こういう言葉のニュアンスって、非常に面白いですよね。


 余談ですが、世代が交代するごとに、ベイブレードの値段、高くなっていると思います。年々性能が上がるから、仕方のない部分もあるのですが、そう簡単に買えない玩具になっているんですよ……。まぁ買ったところで、遊ぶ相手、いないんですけど。


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