4/29 カフェで思い出したのは、大学に入ってチェコ語を学び始めた、高校時代の友人のこと
今日は昭和の日。つまり祝日です。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
私はと言うと、こんな本を読んでいました。
黒田龍之助(2013)『ポケットに外国語を』筑摩書房
筆者の専門はスラブ語派なのですが、他にも様々な言語に触れており、その体験をエッセイとして記しています。内容に惹かれて興味を持ったので、カフェに入って読んでみました。
最初の話題が、リトアニア語。あのバルト三国の、どこか担当の国(正確に言うと、ポーランド側に最も近い所ですね)。そう言えば、リトアニア語について、考えたことなかったなぁと思ったり、リトアニア語は「バルト語派」に属していて、ロシア語系の「スラブ語派」とは、また違うんだなぁと思ったり。短いエッセイの中に、エッセンスがぎゅっと詰まっています。
外国語が得意な人や、外国語学習が好きな人は、やはり稀にいます。彼らに共通するのが、外国語を「文字」として読めること。私が未知の言語に触れても、暗号文かイラストとしか思えないのですが、彼らはやがて「文字」として、自分の言語にしてしまう。数学が得意な人も、きっとそうなんですね。数字を「文字」として読めるから、あっという間に解法を思いつくんです。
そんなことを考えながら、ぱらぱらとページをめくっていると、ふと「チェコ語」の文字が目に入りました。ロシア語の流れで、チェコ語です。
チェコ語。それは、私の高校時代の友人が、専攻した言語。
最初、チェコ語を勉強していると聞いて、私は全くイメージがつきませんでした。
チェコ……。確か、時計が有名なところだよね? 天文時計だっけ……。
あ、あと、温泉やスパも有名だよね。あとは、何だ……。
ドイツに近くて……、スロバキアのお隣さん?
チェコの伝説とか、面白そうだなぁ……。
どうにも貧弱な知識量で、大変申し訳ありません。もう二年ほど前の話です。
その友人は、今、どうしているのでしょう。私が遠方に住んでいるので、中々会うことができません。今度会ったら、チェコ語を話してもらいたいです(外国語を専攻している人が、必ず振られるリクエストですよね?)。
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