第3話 異世界に来た料理屋店主!

「んんん?ここは?」


ベッドから起き上がり辺りを見渡す拓哉。


ここ俺の家だよなぁぁ。さっきまでのは夢だったのか?スマホも圏外だし、とりあえず外に出てみるか。

外は、家の周りだけ土のみの広場で、それ以外は森である。何度見渡しても家とちょっと離れに俺の店があるのみ。

あぁぁ完全に夢じゃなくて異世界だなこれは....よし!異世界ならまずはあれだよな。


ワクワクしながら「ステータスオープン」と叫ぶ!


「おぉぉ!本当に出たよ」


名前:新垣 拓哉


性別:男


種族:人間


年齢 :20歳


ジョブ:料理人


レベル:1


HP:10000


MP:0


魔法 :適正なし


スキル:【異世界言語翻訳】 【鑑定】 【アイテムボックス】 【絶対防御】


【身体強化(神級)】 【ネットショッピング(酒・食材・調味料限定)】【冷静沈着(神によって付与された特別スキル)】


本当に若返ってる。 スキルは聞いていたのに加えて、異世界転生でおなじみのスキル3点セット付きだな。神様ありがとうございます。 冷静沈着はあれか...正直ありがたいよ。異世界で冷静でいられるわけないし、それより身体強化が気になる。神級ってなんですか!絶対やらかしてますね神様!!!! それにしても、魔法適正なしかぁぁ。残念だけど仕方ないか。 俺料理人だしな。

とりあえずは、店を営業するために店内の確認とネットショッピングの確認と仕込みだな。


「よし!いでよネットショッピング」


うん。言っといてなんだが、恥ずかしいし今度から言うのやめよう。 おぉぉ。お酒に食材に調味料、これなら日本にいた時より料理の幅が広がるな。 これとこれを選んでと。お!最初から100万円入金されている。 ではポチッと。


購入:米 塩 醤油 味噌 料理酒 みりん 酢 マヨネーズ ケチャップ 各種日本酒 各種ウイスキー ビール 各種焼酎 国産黒毛和牛の各種部位 国産黒豚 国産若鳥もも肉 各種野菜 豆腐 わかめ


おぉぉ! アイテムボックス内に届いている。アイテムボックス内なら腐らないし最高だな。とりあえず店内を確認したら仕込みだ。店内に入ってみたが、見た感じ元のままだな。厨房も元のままだし、何故か電気が付くし水も出る。これならやっていける。(電気と水に関しては、神パワーで動いていると考えてください。神はなんでもありなのです)

今からだと夜のオープンは間に合いそうだ。 


拓哉はお酒を並べたり、野菜の皮を剥いたり、肉を漬け込んだりと初オープンの仕込みを始めたのである。

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