第6話 たまごサンド
最近の私はアドレスホッパーに憧れて
ホテル暮らしをしていた
ホテルから仕事に行きホテルへ帰るという生活に少々飽きを感じていたのかもしれない…
夕食ご一緒にいかがですか?
佐藤さんからのメールが楽しみで仕方なかった。深夜まで電話で話してしまうこともたまにあったり、次第に私の中で佐藤さんが習慣のようになってくる
高校時代も某コンビニのたまごサンドにハマり
毎日食べていた。
佐藤さんはあの頃のたまごサンドなのかも。
私に何か困ったこと不便なことが生じるとすぐに駆けつけてくれる
俊敏な対応にとても誠意を感じるし、つい甘えてしまう。
今まで親切にしてくれたり、ご飯をご馳走してくれる男性は最後に大人の関係を求めてくる。
そんなやりとりに飽き飽きしていた私は
佐藤さんがとても新鮮だった。
10年前に知り合ったときは患者さんだったが
今はお友達になった。
再会してから二週間ほどしか経ってないのに
私は佐藤さんに確実に近づいてる気がする。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます