第10話 いつもニコニコ這い寄る幼女!
拝啓、前世の両親へ。今世では魂で繋がっている義理の姉が出来ました。まさか私と趣味が一緒の人と会うとは、思いもよりませんでした。今ここで宣言します。ありがとう異世界、ありがとう美少女!
敬具
瑞希
結局押しに弱いブランは超ミニスカ学生服を着たよ。勿論、ニーソとガーターベルトは付いてるぜ。
結論から言わせてもらうとですね……興奮し過ぎて鼻血出ました。これで死んでも悔いはない。嗚呼、美少女さいっこう!!ちょっとその御御足の匂い嗅がせてもらえませんか!?マジで、冗談抜きで。あと、太ももに挟まれたいです。ニーソの触り心地に太ももまであるって、天国じゃん。それにあの見えるか見えないかの絶妙なラインと恥じらいの顔が最高です。それだけでご飯4杯はいけます。fooooooo!!!!!ビバ美少女!!
「さて、私達の目的は一応私の婚約候補になっている。アヤッシイナ侯爵嫡男『ウラアーリ=アヤッシイナ』の身辺調査です。あと、私の教育のためもあるんですが…まあそっちは急がなくて良いので後回しです」
ちゃっかり肌の露出が少ない水色のドレスに着替えたブランは場の空気を元に戻すかの様に言った。
「はい、質問良いですか?」
「はい、フルール良いですよ」
「では……黒だったら家諸共消して良いですか?」
「うっ……余程酷いネタでない限りダメです。遺憾ですが…」まるで問題児を見る様な目で見てきた。ヤメテ、ソンナメデミナイデ(棒)
「ねぇ姉様、お嬢様を悲しませる相手は消しても問題ないですよね?」
「ええMy sister 問題ないわ!寧ろ証拠でっち上げましょう。国家反逆罪とか良いですね。捜査するのは我々3人ですから、改竄し放題です!」
「問題大ありです!何考えてるんですか!?馬鹿なんですか!?」
「まあまあお嬢様キレないで、はしたないですよ?それに、バレなきゃ犯罪じゃ無いんですよぉ」
「貴方には言われたくないわフルール!それと犯罪です!」
おお、お嬢様は少しいじりがいがありますね。この職場は当たりかも
「というか3人ってお嬢様も参加するんですか?」お嬢様も参加するんだったらちょっと面倒くなるけど
「いえ、もう一人居ます。冥土枠で情報収集のスペシャリストの子が」
「どんな人なんですか?先に顔を合わせておきたいんですけど?」
「なんだかんだと聞かれたら、答えてあげるのが世の情け!」
ん?ロケ○ト団かな?というか早く入ってこい。しかも何だとか聞いてないし。
「あのー早く入ってきて下さい」
「……全くこの美学が分からないとは、貴方、怠d「それ以上はダメだ」
何だ?金髪幼女メイドが出てきたぞ?この世界労基ないの?というかこの幼女……
「まあ良いですぅ。自己紹介します。いつもニコニコ這い寄る幼女!みんなのアイドル『カーミン』1ピー歳です♡」
おいニャ○子さんじゃん、ていうかお前…
「ちょっと良いですか?」
私は幼女を抱えて部屋を出た。
「ふぅ、で神様何してるんですか?」
「聖杯を回収する為にメイドになってましたぁ」
なるほど……全く分からん!
「で、どういう事なんですか?分かりやすく、簡潔にまとめて下さい。」
「ある日、神器の棚整理してたら聖杯2個を下界に落としちゃってぇ。前までは、神様が世界に干渉するのはいけないかなーなんて思ってたんですけどぉ。丁度貴女を世界にシュゥゥゥしたから、もう良いかなってぇ。それで探しに来ました。テヘペロ」
え、天国と下界って繋がってるの?へー…まいっか
「それで何でメイド何ですか?」
「それは、貴女がこの屋敷でメイドとして働く未来が見えたからです。私の事知ってる人が居れば巻き込む事も出来ますし、…何より神の仕事疲れたから息抜きで下界に降りて来ました」
ほう…なるほど、これはどうせ『スキル剥奪されたく無いのなら…分かってるよな』的なノリでくるでしょう。そうでしょう!そして私にいかがわしい事するのでしょう!
「手伝って貰うのは確定事項ですが、いかがわしい事しませんよぉ。私別にレズって訳でも無いですし。」
……そう言えばコイツ心読めるんだった。やらかしたぜ⭐︎
「それで、どんな聖杯で、何処にあるんですか?」
「落とした聖杯は『善の聖杯』と『天空の聖杯』というもので、善は所有者が善行を積めば積む程ステータスがアップします。初期は善行を積みたくなる様に思考誘導されます。ただ副作用としてステータスを上げれば上げるほど、人を殺したくなり、殺す事に快感を覚える様になります。
天空の聖杯は所有者が天空の空島を動かす事ができ。そこに住む地上より強いモンスターを使役する事ができるってやつですね。空島限定の素材もありまして、聖剣や聖鎧なども作れちゃいます。
場所については善の聖杯だけ大まかに分かっていて、王都にあるっぽいです。いやぁ、まさか深夜テンションで作った出来損ないの欠陥品を落としてしまうとはぁ、私もまだまだですねぇ」
カラカラと笑いながら説明してきた。
「天空はともかく、善は聖杯じゃなくて呪いのアイテムみたいなものじゃん、ていうか深夜テンションでもそんな物作るなよ馬鹿なの?」
「失敬な、これは死神の友人の考えを元にした物です。文句があるなら私じゃなく死神に言ってくださいよぉ」
「はぁ…じゃあそれを回収すれば良いんだね……待って未来が見えるのなら場所わかるんじゃ無いの?」
「残念ながらそこまでは見えません。ただ両方とも貴女と共に回収している未来は見えている為問題ありません」
「それならまあ良いか。そう言えば神様の名前聞いて居ませんでしたね。なんていう名前なんですか?」
「では改めまして。私の名前は『マルトレーゼ』こっちでは偽名でカーミンと名乗ってます」
マルトレーゼ様か…マルゲリータとカプレーゼを混ぜたみたいな名前だな。私モッツァレラチーズ好きなんだよなぁ。また食べたい
「その例え方はあまり好きでは無いのですが、まあ良いですぅ。それで私との関係性はどの様にするんですかぁ?」
「昔私にスキルの使い方を教えてくれた人でいいんじゃないですか?実際そんな感じだし。そんな感じで口裏合わせて下さいね」
「ガッテン承知!」
「あっそれと呼び方はお頭、先生、師匠、のどれかにして下さいねぇ」
おいニヤニヤしながら言ってくるんじゃねえ
「じゃあ……姉貴で」
私は常識に囚われないわ!
「ふむ……それはそれでアリだなよしそれで行こう。じゃあ戻りますよぅ」
テッテレー 女神が仲間になった
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さて前回の後書きはなんかシリアスな展開のままにしたかったからあんまり書いて無かったけど今回は書けるぞ
まず一番言いたかった事。前回のタイトルで少しえっちい事かなって考えた人、手をあげて下さい。先生分かってますからね。
それと少しヒントタイトルのHは『私』に関係ある英単語の頭文字です。さて分かるかなぁ(ニチャァァ)
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