第2話 転生開始



「実験?」私は怪訝に思いながら聞き返した。

 「そう実験です。私は神様をやっています、いつも世界を管理して調整したりしてるんですよ。そこで私は思ったんです、発展してない世界に発展した世界の人間を入れてみたらどうなるのかと、それで私は実行すべく自分の死に未練がない人間を選んで異世界に転生させようとしたんです」と自慢気に自分の考えを披露してきた。


 うん、わかったわ……こいつ頭おかしい奴だよ。なーにが死に未練ないだよあるわ!めちゃあるわ!これ以上にないほどあるわ…まあ今更考えても仕方ないか。


 「それで私に拒否権はあるんですか?」私は若干イライラしながら質問した。

 「あるにはあるんですけど、その場合あなたの記憶は消去して魂を再利用するって感じです。まあ…実質普通の死ぬことですね」と少し目を泳がせながら言った。


 ふむ…拒否権ないな、オワタ\(^ ^)/


 「わかりました、非常に不服ですが転生することにします」

 「ほんとですか?ありがとうございます。いやぁまさかほんとに実現できるとは」と嬉しそうに言った。


 はぁ…こいつ反省してないな、ふざけるな!


 「ふっふーん、私は反省したら負けかなと思っていますね」クソがもげちまえ…神なのにたわわがない…ハッ!


「それで私はその異世界でなにをすればいいんですか?」


「いえ、別にしたいことすればいいです。別に世界を滅ぼしたり国を作ったり農家になったりしても、異世界に発展した世界の人間を入れてどうなるかっていうことが知りたいだけなので、ただ、すぐ死んでは実験のしようがないので貴方に契約の対価として何か差し上げます、なにが欲しいですか?」


キタコレ!やっぱ異世界転生ものはチートスキル貰わないとね

「じゃあ、2ついいですか?」

「いいですよぉ」

「胸のサイズはD以上になるようにしてください!」

「………は?あ〜はいわかりました」

ハイッ来世は勝ち組だぁ、もうまな板とは呼ばせないぜハーハッハッハッ!


 「そんに胸欲しかったんですか?」と憐れむように見てきた、やめてそんな憐れんだ目で見ないで…てかオメーもねえだろ

「私はAしかないんで髪短くしたら男み見えるなんて言われたんですよ…チクショウメ!」


「それでもう1つは何ですかぁ?」

 「ふっ…よくぞ聞いてくれた、私に大和と同じ力を使えるようにしてください!」秘技DOGEZA効果相手は願いを聞きざるを得ない!

 「具体的にはどんな感じなんですか?」コテンと首を傾げながら聞いてきた。


 「まず46センチ砲は打てるようにしてください、あっ周りには爆風で被害出さない感じでそれから同じ速度もだせるようにしてください具体的には時速約51キロノットに換算すると27.46あとそれから「ちょっとストップ!」


こいつ人話止めやがったぞ、たっくどんな教育受けてきたんだが

 「とりあえずこの紙にまとめといてください。全部覚えてられないので、あと私は怖い先輩から一応教育されてるので」


30分後


「こんな感じにまとめました」



 1 46センチ砲(爆風の影響を起こさないやつ)を使える

 2 対空砲も使用できること

 3 時速51キロで移動することが可能

 4 大和の重さ69000トンを疑似的に出せるようにしてその重さのデメリットを受けない

 5 大和本体を出せる燃料は私が動けと思ったら動く

 6 艦載機を搭載して自由に操れることまた艦載機からの映像を見れるようにすること

 7 弾は無限にすること

 8 大和に搭載されていた測距儀を私の目で使えるようにすること

  以上



 「ああ、これぐらいだったらいいですよぉ、いやぁ〜目で見たやつ全員殺せるとかじゃなくてよかったですよぉ」と安心したような顔で言ってきた

よっしゃキタコレついに大和の存在に触れることができるぜ!!


「そんなに嬉しいんですかぁ?」

「嬉しいですよもう死んでもいいぐらいに」

「まあ死んでますけどねぇ」とカラカラと笑った

おいオメーは笑うのを少しは隠せよ

 「こほん、では人間片山瑞希貴方を祝福し貴方を転生させます、準備はいいですか?」

おぅ急に真面目モードになったぞ

「はい、準備できました」

「それでは転生開始」

神様は眩しい光を放ちながら言ったまるでこの先の人生を祝福してるかのように





「あなた産まれたよ、私たちの子が」

「ああ…そうだな、この子の名前は「フルール」だ」


こうして片山瑞希は転生しました平民の娘フルールとして


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