【日間3位!】幼馴染が抱いてほしいと頭を下げてきた

猫カレーฅ^•ω•^ฅ

第1話:「好きな人」と調教

「そのような訳で、私の初めてをお願いします、とお願いしに伺った次第です」



待て待て待て。さっぱり意味が分からない。いま俺の部屋で目の前にいるのは、小さい時からの幼馴染の綾峰あやみねめぐり、22歳、大学4年生。


昔から少し垢抜けない印象だが、俺にとってはそれがよかった。小柄で童顔、可愛い……守ってあげたい。そう思わせる何かが彼女にはあった。


なんたって俺のバイトが終わった午後9時に一人暮らしの俺の部屋に来てこんな変なことを言い始めた!?



「めぐり、それだと俺はすごく誤解をしてしまうぞ?」



俺は部屋の机の椅子に座って、できるだけ冷静に質問した。内心はドキドキだ。小さい時からずっと好きだっためぐり。高校卒業のタイミングで振られて、俺は大学時代には少し自棄やけになった時期がある程だ。



「誤解ですか?どんな?」



めぐりは俺の部屋の床に敷かれたラグの上に正座している。ずっと好きだった幼馴染が、俺の部屋で正座して「抱いてください」と言っているようなものだ。冷静でいられるわけがない。


ただ、俺は知っている。なにか間違えていることを。ここにはなにか勘違いがあり、誤解が生じているに違いない。



「お前が、俺に抱かれるために、わざわざここに来たみたいになってるぞ?」


「はい、その通りです。既にシャワーも浴びてきたし、髪も洗って乾かしてきました」



道理でいいにおいがすると思ったんだよ!こいつが言っていることをそのまま受け止めたら、俺にとってはまさに据え膳。


しかも、ずっと食べたかった憧れのメニューの据え膳。美味しくいただくに決まっている!でも、何故そんなことを言い始めたのかだけでも聞いておきたい。



「な、なぜ、急に?」


「昨日、美晴みはるちゃんと女子会しました」



突拍子もない答えが返ってきた。美晴は、めぐりと中学からの友達で、俺の友達、陽翔はるとと付き合っている女の子のはずだ。



「美晴ちゃんに私に彼氏ができないのは、私が処女だからだって言われて……」


「それで俺のところに来たの?」


「(コクリ)」


「……」


「ごめん、やっぱり迷惑だったよね。他を当たるから……」



めぐりが席を立とうとした。



「ちょっと待って!」



ここでめぐりを帰してしまったら、どこかで他の誰かにヤられてしまう。めぐりの処女を奪われてしまう。


めぐりが処女だったのはなんとなく分かっていたけど、改めて聞くとエロい。好きな女の子が目の前で処女宣言したのだ。そして、それを俺にくれる、と。



「とりあえず座ろう」



俺は両掌をめぐりに向けて、落ち着け落ち着けのジェスチャーをした。本当に落ち着く必要があるのは俺なのだけど。



「いいんですか?誠也せいやくん、迷惑じゃ……」



俺はこのめぐりが呼んでくれる「誠也せいやくん」という音というか響きが好きだ。昔からそう呼ばれるのが嬉しかった。



「いや、全然迷惑とかでは……」



こんな時になんて答えるのが正しいのか、誰か教えてくれ。



「あの……多少、雰囲気とか出してもいいのかな?」


「あ、はい。ぜひお願いします」



ぜひにお願いされてしまった。



「じゃあ、ちょっと立ってみて」


「はい」



めぐりは素直に立ち上がった。俺も立ち上がりめぐりの前に向き合った。


「その後、どうしたらいいの?」とばかりに少し首を傾げた仕草も俺の琴線に触れまくった。頬が少し桜色に染まっているのもすごく可愛い。



「首に手を回してくれないか」


「はい」



めぐりが俺の首に両腕を回した。彼女の方が背が低いので、一生懸命背伸びして手を回している状態。


こういう所作のひとつひとつが俺の琴線に触れまくっているんだ。俺は、抱き着いている状態のめぐりの腰に手を回して抱きしめた。



「あ……」



めぐりから声が漏れた。もう、今すぐ脱がして突っ込みたい気分だったけど、彼女は初めてだと言った。優しくするべきだよな。



「あの……好きな人がいるからキスは無しですか?」



やっぱりか……別に気を使ってキスをしなかった訳じゃない。ただ、単に最初に抱き合いたかっただけだ。その後、キスしようと思ったけど、先制パンチを喰らわされてしまった。


めぐりには「好きな人」がいる。俺が気を使ってキスをしないと思われたようだ。最初にそう言われてしまったら、キスしにくい。俺が協力的じゃないみたいだ。


処女を貰うんだ。キスは……そいつに譲ろう。急激に嫉妬心が芽生えてきたのを感じた。


俺はめぐりに振られてから、大学時代は何人もの彼女と付き合った。次々ヤっていったからそれなりに経験はある。


ただ、俺はずっとめぐりの代わりを探していたのかもしれない。誰と付き合っても長く続かなかった。


めぐりの真っ黒で肩までの長さのストレートの髪も、自信なさげで誰に対しても敬語なとこも、面と向かって話すと視線を合わせられずに少し斜め下に視線をずらすところも、全部好きだった。



「めぐりの『好きな人』は処女は嫌いなのか?」



俺は抱き合ったまま聞いてみた。



「昔、『処女はめんどくさい』と言っているのを聞いたと友達から聞きまして……」



とんでもないヤツだ。そんなヤツのためにめぐりは処女を捨てようとしているのか。めぐりは、俺が超やさしく手解きして、俺好みに調教してしまおう。


そして、俺なしではいられないようにしてやる!他のヤツでは物足りなくなってしまえばいいんだ。


俺はめぐりを抱きかかえて、お姫様抱っこでベッドに運んだ。



「おぉ…これがお姫様抱っこ……初めての経験です。誰でもするんですか?」


「どうだろうな」



こういう時にお姫様抱っこをする割合って、そんなアンケートの集計データがあるのだろうか。


めぐりはその「好きな人」にベッドに運ばれるときのことを想像しているのだろうか。目の前に俺がいるのに。


所詮、俺は幼馴染。普通だったら頼みにくい処女を捨てるなんて頼みごとまでできてしまう都合のいい男。少し悲しくなってきた。


めぐりをベッドに横たえた。

今日のめぐりの服装は、トレーナーにキュロットスカート。一見ミニスカートだけど、ズボンのようになっていて、脱がすのが難しいのだ。


ある程度慣れてきたら、間は持つのだけど、最初となると脱がすときに変な間を作るのもばつが悪いものだ。


めぐりの顔を見ると、真っ赤になって横を向いている。恥じらいの表情がグッとくる。なんていじらしい感じだろう。


なんて可愛いんだろう。今すぐキスしたいけれど、キスは禁止されてしまった。後でなんだか分からなくなったところで、どさくさに紛れてキスしようと思う。


俺はトレーナーの裾を摘まんで一気に頭の上まで引き上げた。めぐりも服が脱ぎやすいように両手を上げてくれた。


ただ、俺はここでトレーナーを手首のところまでで脱がすのをやめて、少し捻って手首が抜けにくくした上で、めぐりの頭の上で辺りでトレーナーを押さえた。


これにより、めぐりの両腕の自由を奪った。途中で「やっぱり怖いからやめたい」と言われても続けられるように。


目の前にめぐりのブラジャーが見える。上半身は素肌にブラジャーだけで白い肌が全面に見えている。


ブラジャーの色はベージュ。何とも色気のない色。幼馴染は普段使いのブラジャーで十分という事か。


「好きな人」の時は、ピンクのレースとか、フリルがたくさんついたものを着けて行くのかもしれない。益々嫉妬心が燃えてきた。



誠也せいやくん……なにか言ってください。黙っていられると少し怖いです」


「あぁ、ごめん。可愛いと思って……見とれてた」



めぐりが一段と真っ赤になって両目を瞑ってしまった。「どうぞ」ってことだろう。


俺は上半身に着ていたシャツと肌着代わりに着ていたTシャツを脱いだ。


次に、俺はめぐりの背中に手を回し、ブラジャーのホックを片手で外した。外したブラジャーをたくし上げると、夢に見ためぐりの胸とご対面だ。


それほど大きいとは言えないけれど、形はよく、乳輪も大きすぎず、小さすぎず、めちゃくちゃ俺好み。俺はすぐに片方の乳首を舐め上げ、もう片方は軽く引っ張るように刺激してみた。



「あ、ひゃぅ、あぁ……変な声が出る……恥ずかしい」



声はいくらでも出してほしいくらいだ。俺の手で、口でしたことでめぐりに気持ち良くなってもらいたい。一生忘れられない思い出にしてやる!


脇は毛を処理しているのかつるつるだった。俺とのことが終わったらすぐにでも「好きな人」のところに行くつもりだったのかもしれない。そいつのために、めぐりが頑張ったのが俺は許せなかった。


胸を揉み、乳首を舐め、引っ張ると段々とめぐりは腰を捻るようになってきた。気持ちいいのだろうか。俺の手はお腹の辺りや腰のあたりまで撫でまわし、反応が良いところを探した。


めぐりは時折ビクンビクンと反応して、声を漏らした。その可愛さに俺は我慢しきれなくなるところだったが、一生忘れられないように俺の印象を強烈に刻み付けないといけない。


こうしている今もめぐりは「好きな人」のことを考えているのかもしれないのだ。俺のことで頭をいっぱいにして、何も考えられなくする必要がある。


太腿から腰のあたり、お尻まで撫でまわしていく。益々めぐりは身を捩るが俺が両手首をトレーナーと共に押さえているので逃げられない。


俺はへそ下あたりで結ばれたスカートの紐を片手でほどき、キュロットスカートを膝くらいまで下げた。


この間も乳首と乳輪を舐め続けていたので、めぐりはあまり気付いていない様子。めぐりのパンツに視線を送ると、こちらもベージュの色気ゼロの下着。


俺は男として見られていないのかもしれない。すごく悔しいので、すぐさまへそ下から下着の中に指を滑りこませ、めぐりのそこに指を到達させた。



「あ、やぁ!」



一段と大きな声が漏れた。俺の指先にはぬちょりと湿り気が感じられた。今までの愛撫でめぐりは既に感じていたらしい。その証拠にいま触れたのだ。


俺は右足をめぐりの内太腿にねじ込んで足を閉じられなくした。そのまま掌を下着に滑り込ませ、人差し指、中指、薬指の腹の部分でめぐり自身の形を確かめるように触っていった。


突起が固くなってきたのを感じていたので、下から撫で上げるようにしつつ、下着を膝まで下げた。


ここで一つ驚いた。めぐりは下がつるつるだった。「好きな人」の趣味だろうか。完全に処理されていて彼女自身を見る上で遮るものが一切なかった。


めぐりは身を捩らせつつ声を必死にこらえていた。どうだ「好きな人」!お前がめぐりを抱く頃には、こんなことなんでもないようになるように仕込んでやる。お前がこの可愛い仕草や声を聞くことはないのだ。


名前すら知らないライバルに対して俺は攻撃するように、めぐりの気持ちいいところを撫で続けた。そこからは次々液体が溢れてきた。


俺は両手の指で、両乳首を撫で上げつつ、めぐりの内ももに頭を入れて、めぐりの下の唇を舐め続けた。次々と溢れてくる液体。俺は全て飲みこみまた舌で形をなぞる。



「いやっ、そんなの飲まないで……」



めぐりは逃げようと身体をくねらせるが、両腕はトレーナーが外れないので自由にならない。両太腿は開いた状態で俺が頭をねじ込んでいるので閉じられない。


さらに俺が両脇から腕でホールドしているし、その指でめぐりの両乳首を攻め続けている。


めぐりはどうあがいても逃げられなくなっていて、気持ちいい部分を全て俺に無防備にさらけ出している状態だった。そして、俺は攻めの手を休めることはなかった。



「やっ、もう……ダメ……なんかくる……」



そう言うと、めぐりの背中がビーンと跳ね上がり、しばらくしたら力なくベッドの上に倒れ込んだ。少し休ませてやりたいところではあるのだが、それでは印象に残らない。俺は両手と舌の動きをすぐさま再開した。



「やっ、ちょっと待って……まだ……」



有無を言わせず継続。2度目は比較的すぐに来て、その後、再び力なくベッドに倒れ込んだ。はあはあと呼吸が苦しいようだったので、少しだけ手を休めることにした。


ここで俺はめぐりのスカートとパンツをゆっくりと脱がせて足を開かせた。


足を閉じられないように開いたまま、めぐりが完全に復活するよりも先に肉の芽を舐め上げつつ、下の唇の部分を指で少しだけ開いたり、撫でまわしたりした。


しばらく続けていると、大きな痙攣がきて、その後うつろな目で力なくベッドに沈んだ。俺はめぐりがこのまま壊れてしまったらどんなに嬉しいかと思っていた。俺の腕の中にずっといて欲しい。


めぐりの裸を他のヤツに見せたくない!俺とのことが終わった後もすぐには「好きな人」のところに行けないように、強めにキスマークを付けてやろう。


俺は首と胸、内太腿にきつめのキスマークを付けた。俺のものだと印を刻み付けるように。


ここでコンドームを出すところだが、俺はあえて使わないことにした。0.01mmでも俺とめぐりを隔てるものがあってはいけない。


もしもの際には俺に責任を取ってと来てくれるならその方が嬉しいからだ。


ここに来て、俺は手枷になっているトレーナーを外してやった。初めてだというのに身動き取れないうちに終わるのは嫌だろうと思ったのだ。


そして、できるだけスムーズに俺は自分のズボンを下ろして、臨戦態勢の欲望を露わにした。


めぐりはぼんやりと俺のことを見ていたので聞いてみた。



「触ってみる?」



すると、コクリ、と予想しない答えだった。めぐりは俺にナニにふれ、「どうしたらいいの?」と聞いてきた。


ここで俺が教えてしまうと「好きな人」のところでそれを披露するだろう。俺は、「めぐりの好きなようにしたらいいよ」と言って教えなかった。


知識も経験もないめぐりの手つきは本当にもどかしい。ギンギンになっている俺の息子を触ってくれるのだけど、うろ覚えの知識なのか、両手で包み込むように握ってくれる。


ぜひ激しくガンガン動いてほしいところだ。ただ、俺はめぐりが好きすぎているのかもしれない。ただ、触れられているだけで今にも果ててしまいそうだった。



「ありがとう、めぐり。じゃあ…そろそろ」


「(コクリ)」



意思確認も取れたみたいだし、俺は欲望をめぐり自身に押し当てた。恐怖と痛みからだろうか、すごく力が入っている。


頭をなでたり頬を触ったりするけれど、緊張は解けないようでこの先に進むのは困難に思えた。


今までの彼女たちは、キスしてとろんとなった隙を見て一気に挿入していたけれど、めぐりの場合キスは禁じ手だ。胸を触ったりしてみたけれど、余計に身を固くしていくので逆効果だった。


とりあえず、他の手を考えないとこのアプローチではダメだと思った時、めぐりが俺に抱き着いてきた。さっきの様に俺の首に両腕を回し、しっかり抱き着いてきた。


俺の耳元で確かに言った。



誠也せいやくんがいいようにむちゃくちゃにしていいから……」



ずっと好きだった子にそんなことを言われて嬉しくないヤツがいるだろうか。凄く興奮したと同時に、そんなにしてまで「好きな人」に好かれたいのか。


「処女はめんどくさい」とかいうヤツなんてどうせ碌なやつじゃない。それでもめぐりは全てを賭けてそいつに好かれる条件を満たそうとしている。


俺はめぐりを抱きたい。めぐりは処女を捨てたい。お互いの利害が一致している以上俺はここでやめるという選択肢はないと思った。


改めてめぐりの足を開かせて、めぐりが一番気持ちいいところを指でなぞりつつ、舌でその周辺をなぞった。再び愛液が溢れてきたので、それを潤滑油にして一気に挿入した。



「かはっ…いっ……」



虚を突かれたのか、声よりも先に息を詰まらせるような音が出てしまったようだ。



「大丈夫か?」



頭をなでながら聞いた。



「大丈夫。もっと痛くしてもいいよ?」



やっぱり痛いんだ。「破瓜はかの痛み」という言葉がある程だ。相当痛いのかもしれない。俺は挿入した状態でめぐりを抱きしめ、動くのは後回しにした。



「もう、大丈夫。動いていいよ」



そんな訳ないだろう。めぐりの目にうっすら涙が浮かんでいる。そんなに頑張る理由は「好きな人」かよ。俺の嫉妬心は益々燃え上っていった。



「そんな顔しなくても大丈夫だよ。最初ピリッとしたけど、落ち着いたから」


「ちなみに、どんな痛み?」


「うーん、紙で指を切るやつのもう少し大きいヤツ?」



聞いただけで痛そうだ。気持ちいい最中に局部にそんな痛みが急に来たら俺なら萎えてしまうだろう。



「そんな顔しないで」



めぐりの手が俺の頬に添えられた。



「めぐり……」



自分の方が辛い時なのに、相手に気遣えるなんて……やっぱりめぐりを他のヤツに渡したくない。めぐりを快楽地獄に落として俺の傍から離れられないようにすることを改めて決意した。


俺は激しく腰を動かした。早く果ててめぐりの負担を減らしたかった。めぐりはシーツを掴んで何かにずっと耐えていた。


痛いのか?気持ちが良いのか?ただ、その声と表情を見て俺はこれまでにないくらい興奮していた。


めぐりの中で果てようと思ったけど、寸前の瞬間で引き抜き取り、欲望の白濁液はめぐりの腹部に吐き出された。



「温かい……」



めぐりが不思議そうに眺めて、指で触っている。なんだか恥ずかしい。俺は急いでティッシュで拭きとってやる。俺はどこまで行っても中途半端だった。


高校卒業のタイミングで振られた時も悪あがきしなかった。大学に入ってもめぐりを好きにさせる努力をせずに、他の女の子にめぐりの代わりを求め続けた。


そして、今めぐりを妊娠させてでも俺のものにしたいのに、中出しはできなかった。


事を終え、めぐりと俺はベッドに寝そべっている。俺のすぐ横にめぐりがタオルケットで身体を隠して全裸のまま横になっている。こんな日が毎日続けば、俺は他に何も要らないだろう。



「痛かったろ?」


「(コクン)」



めぐりにとって、嫌な思い出にならなければいいのだけど。



「まだ誠也せいやくんのが入ってるみたいにじんじんしてる」



目を閉じて静かな表情で答えるめぐり。痛い経験のままで「好きなやつ」に引き渡してはいけない。もっと快楽堕ちした状態でなければ。


ただ、今日はこれ以上無理だ。めぐりの負担が大きすぎる。初めての時は1週間くらい痛い時もあるとも聞いたことがある。



「1回でよくなる人は少ないっていうし、もう少し良くなるまであと何回かしよう!な?」


「……いいの?」



めぐりは俺が気遣って言っていると思っているのか。罪悪感がふつふつと沸き上がる。でも、まだだ。いま「好きな人」に渡してしまったら二度とめぐりは戻らない。



「今日は疲れたろ?このまま眠ろうか」


「……うん」



俺は眠りに落ちていった。ただ、めぐりがいなくなってしまわないように抱きしめて眠った。

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