33歳、職業対魔師今日も頑張る!
鋼夜
一章
序幕
陽光が陰る逢魔時、人の出入りが少ない山道には二つの影が地面に写し出されている。
写し出された影のひとつが揺らいだ直後、もう一つの影が二つに別れ斃れた。
「なんか今日は低級の妖怪が多いな……」
疲れた顔の男が一人、今斃れた者に視線を移しそう呟いた。
斃れた影は風に流され風化していく。
風が止んだ時、そこには最初から何もなかったかのように時間が進んだ。
「とりあえず、この辺の妖怪倒し尽くすか」
そう言った男は山道に消えていく。
その手には月光に照らされた刀を持って……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます