第15話

何も手につかない…。


おまじないのような『連絡が来る』YouTube動画を見て祈るような気持ちで半分うとうとしていた。


もう、終わるなというタイミングで真一からの着信があった。『え、すご…。』


「ごめんなー、急に仕事が入ってなー。夜中まで仕事してて爆睡してた。」


「良かった~、ほんとに心配してた。」


「ごめんな~。ほんとに。」


「いいよ、真ちゃんの…声聴けて、安心したよ。」


「今日は、帰るんだ。電話は出来ないけどラインはするよ。土曜日行くから、待ってて。」


「え、来れるの?うれしい。真ちゃん大好き。」


「ハハッ」

真一も、うれしそうだが、アルコールが入ってないので照れてるだけだ。

アルコール入ると『愛してる、大好き、綺麗だよ』が凄いけど、照れてるだけの真一も麻衣は大好きだ。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る