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from タケル


朝起きてそうそうに見せられたのは、


【ユアと洗濯物洗って干すこと!】


と書かれた手紙。

どうやらリンは不在らしい。ったく世話がやけるやつだ。ユアちゃんが起きるまで結構な時間がある、洗剤等などあるか確認してくるか。と思った時彼女は起きてきた。


先にご飯を食べさせ、ある程度の会話はしておいた方が心は楽かなと俺なりの気遣い。

さっきよりも笑顔が増えて、良かったと思ってる。俺だってこれでも仲良くはなりたいんだ。まあ、あとから嫌われることがわかっていても。



「タケルくん終わりました!」


「お、そっか。ゆっくり食べれた?」


「はい!」


「ならよろしい。んじゃあそこにある洗濯物を入れてくれるから洗剤入れてくれ」


「わかりました!」


割といい感じの相性で洗濯は順調に

俺らの会話も少しずつ増えていく、そして


「私タケルくんと仲良くなりたいです!」


笑顔で言ってきた眩しいユアちゃんが

俺には毒のようで、でもその俺も毒に犯されているのか


「奇遇だね、俺も仲良くなりたいよ」


そう口が滑っていた。

ぱあと効果音が付きそうな声で彼女は喜んでいたこんなも可愛いことがあるだろうか。いいこだねと言えばさらににこにこして返事をする。本当に彼女は高校生なのか。というかこれ犯罪になんねぇかな…今更遅い人を何度も殺してきた人間が言う資格さえないのに


「あれ、タケルくんもう終わりですか?」

「え、あーまぁうん。今度ね」


少し早いけどお茶にしようかなんて言ってその場から離れた。仲良くなりたいなんて。本当のことを言ったら君は離れるかもしれないのに

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