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from 柊吾
1度だけ見た夢。
女の人が俺を大事そうに抱いて嬉しそうにたいていた。そしてその人は俺に名前をつけてくれた。
『誰かを守れる存在になれるように。
柊吾。今日からあなたの名前は佐倉柊吾だよ』
母親ではないような気がするその人は、
俺のことをいっそうに大事に扱った。
「あれって誰だったんだろ」
「なにが?」
「いや、俺さずっと前に見た夢があって
その女の人が誰なのかって話。じんしらね?」
「俺はお前の夢には興味無い」
「おい」
じんの呆れ顔は散々見てきた。
俺に少しだけ似てるあの人を知るまでは分からなかったこの気持ちがわかるまで
そう時間はかからなかった。
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