進め!熱血語学塾講師!

@chie0516

第1話

20××年4月 新学期の季節がやってきた。


今日も東京は人でごったがいしていた。

グローバル化が進み、たくさんの外国人が日本に住んでいた。なので言語の壁にぶち当たる人も多くいたのだった。

そんなご時世で、アン・チェリンは東京の街を歩いていた。

名前の通り、私は日本人ではない。日本生まれの韓国人である。両親が幼い頃なくなり、日本人の知り合いにに引き取られた。そのため韓国語は全くわからない。

「遊んでたら遅くなっちゃった…早く家に帰らないと…」

ビルの横を通りかがった時、あるチラシが目に入った。ビルの壁に、明らかに手書きの文字で書かれていたチラシだった。

それはとある小さな塾の入学案内のチラシだったのだった。

「語学を学びたい小学生は集まれ…?」

普通、塾というのは受験に合格するために通う場所である。だが、この塾は一味違っていた。

熱血熱実塾!と書かれていた。

この物語は、熱血塾講師、熱実勝利35歳が設立した語学を教える塾で起こる、笑いあり、涙あり、恋愛あり、魔法ありの物語である。


チェリンはこのチラシを不審に思った。

明らかに手書きだし、語学だけを教えて、しかも、対象年齢が6〜12歳までだなんて、聞いた事がない。

今年で10歳になるチェリンはチラシを少し立ち止まってみては、すぐに立ち去った。



家に帰宅して夜ご飯を食べて自分の部屋に入った。

ベットに潜り込み、好きな動画を見るのが最近のマイブームである。

しかし、ふとした瞬間に学校帰りに見た胡散臭い手書きのチラシ、そう、語学を教えてくれる塾のチラシを思い出した。

"語学を学びたい小学生は集まれ!"

書いてあったことを頭の中で思い返した。

「韓国語か…私の国の言葉…確かに勉強しないといけないな…いつか韓国に行ってみたい…」

そう思ったのだった。

チラシには英語、日本語、韓国語、ドイツ語、中国語、スペイン語、ロシア語を教えると書かれていた。

チェリンが学びたい韓国語がはいっていたのだ。

チェリンの両親は韓国人だった。

日本に移住して、日本で事故で亡くなった。

そして日本人の知人に引き取られて今知人とその旦那と3人暮らしである。


「熱実塾…行ってみようかな…」

チェリンは後日、体験授業に行ってみることにした。


それが運命を大きく変えることも知らずに…









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