第14話二杯目の酒

夏になってきたこの小説は、春にはじめたものだ。


書きながら、酒を飲んでいたのだろうか。


学生ではない、これは知っておいて欲しいことである。


来年には、子も産まれてくるだろう。


ほとんど、酒は一杯で満足するのが佐藤豪泰だ。


二杯目の酒は、ミステリーなんだと思う。


数々の書き手がすごいミステリーに挑んでは、敗北してしまった。


敵の策略に思えるのだ。


ミステリーを書かせる出版社は、厳しいから手を引くのが頭がわるくないというものだ。


ミステリーに、殺された父。


悪書を手に取ってしまった不幸。


二杯目の酒でまぎらわしたい。

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