詩 頂上×超常タイムマシン

仲仁へび(旧:離久)

第1話



 同じ日を繰り返す事に決めたのさ


 同じ時間 同じ期間 同じ分だけ


 皆が等しく幸福に そして豊かになれるよう


 使命感 義務感


 上級 高級 お金持ち


 それが彼等の特権で


 特徴でもある 恵まれた


 彼等は等しく 知っている


 お金で明日が買えるから


 お金で明日を変えるんだ


 国のてっぺん


 民達動かす


 富める者達 それぞれ揃って


 明日の相談 繰り返す


 未来の在り方 議論する


 けれども 人は予想不可能


 思いもしない出来事が


 トラブル起こし 予定を潰す


 よりよい未来を導き出す


 よりよい可能性を紡ぎ出す


ーそのために重要なのは 再演算ー


 可能性が笑うなら


 可能性に嗤われても


 お金の力で繰り返す


 お金の力で変えるため



「ストーリー」

 とうとう開発されたらしい。

 タイムリープマシンが。

 富豪たちが共同で開発資金を出した、あのプロジェクトが成功したんだ。

 めずらしいよな。

 豊かな連中は自分達だけ、で満足しないなんて。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

詩 頂上×超常タイムマシン 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ