第690話 フィクション作品の『愛人の子』が自分の母親と自分を誇った場合、正妻と正妻の子はどんな対応をするのが正解なのかなあと思った話。(2023年6月18日)

フィクション作品の『愛人の子』が自分の母親と自分を誇った場合、正妻と正妻の子はどんな対応をするのが正解なのかなあと思った話です。(2023年6月18日)


『小説家になろう』様でスコップ成功した話なのですが、愛人の子の女主人公が、優しくて美しい母親を誇りに思い、その母親から大切に想われている自分を大切に思っているのです。


でも、その母親は、正妻がいる男にほぼ一目惚れといっていいくらい短絡的に惚れ込み、家も家族も国も捨ててくっついてきて、男に正妻がいるにも関わらず囲われ(恋愛)を選び、生活費は全部男に頼ってる……という。


男が商売で長期に家を留守にしている間、正妻が愛人への生活費の送金を止めたので母と娘は飢え、愛する男に捨てられたと思い込んだ母は衰弱死て死ぬんですけど。


男は愛人(女主人公の母)を捨てたつもりはなく、生活費が正妻の手で止められていたことも知らず、衰弱した愛人(女主人公の母)が死ぬ間際に愛人と女主人公が住む屋敷に戻ってきて、それで、愛人(女主人公の母)が死んだ後は、正妻と正妻の娘が暮らす屋敷に女主人公を引き取ることにするのですが……。


正妻と正妻の娘、気の毒じゃない……?

正妻は女主人公を虐めまくり、正妻の娘も、母親が虐めているからと虐めまくっているのですが、そもそも最初にダメなことをしたのは女主人公の母なので、それは仕方ないんじゃないかなあ……と思ったりしました。


だって、政略で約束通りに正式に嫁いで、妊娠中に夫が仕事に行った外国から突然女を連れ帰ってきて囲い始めるとか地獄でしょ……。

しかも、夫は愛人を「愛している」と言ってはばからない。

そんなの愛人を「泥棒猫」って言いたくなるよね……。


愛人(女主人公の母)にも言い分はあって「出会った時には、恋人になった男に妻がいるとは知らなかった。妻がいると知ってからも、政略結婚で愛していないと言っていたから、離婚した後に正式に結婚できると思っていた」とのことです。


女主人公は、自分の母親のことを「優しい素敵な人」って言い張ってるけど、ただ美人なだけで優しくも素敵でもないよね……というのが私の見解です。

泥棒猫の娘である女主人公を「使用人」として虐げていた正妻と正妻の娘ですが、女主人公を、普通に令嬢として大切に扱うとか無理じゃない……? だって女主人公は「泥棒猫の娘」なんですよ……。


なので、正妻と正妻の娘がざまぁされる展開になったら可哀想だなあと思いながら物語を読み進めています。女主人公が、正妻と正妻の娘とは関係ないところで幸せになるのはいいと思う。

そして正妻の妊娠中に愛人を作った女主人公の父親はめちゃくちゃ不幸になってほしいです。どうなるのか楽しみー。

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