第612話 ドラマ『教場0』第2話の感想です。

ドラマ『教場0』第2話の感想です。

ドラマ『教場0』第2話は面白かったです!! 嬉しい。

ドラマ『教場0』第1話がすごくつまらなかったので心配していたのですが第2話はよかったです。


ドラマ『教場0』第3話からは、男主人公に指導される警察官役が変わるみたいなので、第3話から見てもいいかも?

それではドラマ『教場0』第2話のネタバレ感想です。閲覧にはご注意ください。


ドラマ『教場0』第2話の被害者は『小学校の教師』で加害者は『いじめ被害に遭った男子児童の母親』です。

『小学校の教師』役の女優さんがすごく演技が上手で、めちゃくちゃ嫌なキャラだったので「殺されても仕方ないよね……」と思いながら見ていました。

でも、加害者はシングルマザーなので、逮捕された後のことが心配……。


今回の犯人は『溶接の仕事』をしていて、犯行のアリバイ作りにも溶接の技術を活かしています。

ドラマ『教場0』第1話の犯人は『町工場の経営者』『技術者としても一流で、拳銃のパーツを自分で全部作れる』『警察学校中途退学の経歴有り』で、被害者は『改造拳銃を扱っている』『サバゲ―マニア』という、拳銃自殺(偽装)事件で、ご都合主義のパレードのようで嫌だったのですが、今回は「ご都合主義が渋滞してる……」とは思いませんでした。


犯行はすごくシンプル。


①加害者の犯行の動機の提示(小学校に乗り込み、担任教師と言い合いをするいじめ被害児童の母親。担任教師がめちゃくちゃ最悪な対応)


②溶接の仕事の映像。靴が出て来る。


③夜道で被害者が加害者をぶん殴る。昏倒した被害者を加害者の車のトランクに乗せる


④加害者、アリバイ作りのために知人に会う。その時に『音がする』んですけど、私は知人が車の車窓を叩いた音が大げさに聞こえただけなのかなあと思いました。


⑤アリバイ作り後『本を読む少女のブロンズ像の前に』遺体を捨て、そこで犯行が行われたように偽装工作する


ということが行われていました。

犯行が発覚した時の遺体の状況が『遺体の額が赤くなっていて』『ブロンズ像の本の角に赤い血がついている』という感じで、私は「犯人は被害者の頭をぶん殴って殺したはずなのに、なんで額が赤くなってるの? ブロンズ像の本の角に血を塗ったの……?」と思ったのですが。


真相は……。


①犯人は溶接の技術でブロンズ像から本だけを切り取って凶器に使った。


②犯人は偽装工作のため、自分の足跡と被害者の足跡を作ったのだが、自分の足跡が常に下、被害者の足跡が常に上からかぶっている状態になってしまっていて偽装工作だとバレた。


③被害者の額が赤かったのは、トランクに入れられた際に被害者が目を覚まし、驚いて起き上がろうとしてトランクの内側に額をふつけたため。

アリバイ工作の時にした『音』は被害者が額を打った音だった。

そのため、犯人の車のトランクの内側から被害者の皮脂が検出され、物的証拠になった。


という感じです。

被害者が殺害された後、新たに担任になった教師は穏やかな性格で、不登校になった男子児童も楽しそうに授業を受けていてよかったのになあ……。

でも、犯人を追い詰めた警察官に、犯人が「自分を逮捕したら子どもが一人ぼっちになることを可哀想だと思わないのか?」と問いかけた時に、警察官が「それと同じことを被害者の家族に言えますか?」と言ったのは、その通りだよね……と思いました。


敵認定キャラを排除する……という思考は攻撃性が高いキャラ特有の思考ですよね。攻撃性が低い場合は、自分が去るもんね……。

自分がある程度の痛みを引き受けて去るか、自分が感じた痛みを全て相手にぶつけて相手を傷つけて排除するかというので、攻撃性がどれくらい高いのかということはわかる気がします。


殺された被害者の担任教師は、学校に来なくなった男子児童をさらに追撃はしなかったですけど、でも、学校に行けなくなった児童は、不登校が長引けば、人生がつらくなる可能性もあるので、難しいところだなあと思います。

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