第109話 『必ず負けなければいけない』ボードゲームで遊んだことがありますか?

『必ず負けなければいけない』ボードゲームで遊んだことがありますか?


この前、甥っ子ちゃんが恐竜のボードゲームを持って遊びに来てくれて、それで姪っ子ちゃんと私の三人でボードゲームで遊ぶことになったのです。


最初は普通に遊んでいたんです。そうしたら私、うっかり二位になってしまって。

そうしたらビリになった甥っ子ちゃんが大泣きして「あっ。これ、私が勝っちゃダメなヤツ……!!」と悟り、そして二回目。


なんとか負けようと思って、ルーレットで1か2を狙うんですけど、うまくいかないのー!!

そこで、私は考えました。


『甥っ子ちゃんと姪っ子ちゃんだけ何回もルーレットを回していいよ!!』ルールを……!!

それで、甥っ子ちゃんが1位に、姪っ子ちゃんが2位になり、私が手を叩いて「すごいー!! 強いー!!」と二人を褒め称え、二人がドヤ顔をして、ボードゲームは平和に終わりました。

接待ボードゲーム……。


とりあえず、甥っ子ちゃんも姪っ子ちゃんも、自分がビリにならなければそれでいいみたいで「1位にならなきゃ泣く」という地獄は回避できてよかったです。


その後、甥っ子ちゃんと姪っ子ちゃんはよそのお宅でも自分たちばっかりルーレットを何回も回して、そのおうちの方に「ルーレットは一人一回だよ」という正しすぎる指摘を受け、正々堂々とボードゲームで遊び、そして姪っ子ちゃんがビリになって大泣きしたそうです。


大人が子どもと遊ぶ時って、正しさはいらないよね……。


ネット小説の書き手の方の一定数って、たまに「接待で感想を書いてほしいのだろうか」と思うような発言をしているんですけど、幼児か小学校低学年、重要な取引先の相手とかじゃなければ、接待対応とかしないよね……。


どうしても続きが読みたい小説があるから接待対応している心優しい読み手の方って一定数いらっしゃるのでしょうか。

私は、今まで、小説を、お世辞で面白いと伝えたり、小説の続きを書いてほしくてマメに感想を書いたりとかしたことないです……。


でも楽しく読んでいる小説が更新されたらすぐに読む……!!

私の存在は、主にサイレントなPVによってひっそりと現れます……。

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