第153話 突然ですが…最近思っていたこと
こんばんは。
今回は、創作全般(ジャンルや媒体を問わず)をしている方、それを見守っていたり、やりたいけれどどう始めたらいいか……。でもネットは怖いし……。そんな気持ちで悶々としている方へのちょっとしたメッセージになるのかな……。というよりひとりごとです。
あまり長く書いても仕方ないので、今回も短めです。
なお、もともとは先般X(Twitter)に投稿したスレッドを加筆修正した内容となっていますので、あらかじめご了承ください。
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私、子供の頃はいじめられっ子で本当に泣き虫の何も言えない子でした。ただ読書量(学級文庫・図書室・市立図書館を含めて)はクラスの中で誰にも負けなかったと思います。当時はまだ読書感想文すら書けなかったけど……。
初めて頭の中に物語を浮かべたのは小4の時です。でもそれを文字にすることはありませんでした。理由は「恥ずかしい&変な奴ともっといじめられる」と思っていたから。だからその物語は未完のまま今でも頭の中にあるだけです。それがずっと続いて、18才の時に自宅のワープロを自由に使えるようになるまで変わりませんでした。
そこで文字を打ち込み始めて、初めて活字になる楽しさを知りました。大学でインターネットに出会って、初めて自作の小説サイトを作りました。楽しかったなぁ。単位落として1年留年するくらいのめり込んだっけ……。そして小説投稿サイトに出会いました。そこで今でも続く作家さまたちともご縁がつながりました。
これまで本の作者さまはとても遠い存在だと思っていました。編集部を通してファンレターを送る道しかないと思っていましたから。
ネットに上がっている作品から始まって、出版された作品の感想も送りました。憧れの作者さまからお返事を頂いたときには、本当に凄い事だと思いました。
その頃から私も10万文字を超える長編を作り始めて、コンテストに出したりが続きます。
でも今は少し変わってきて……。
自分が楽しくないと読んでくださる方も楽しくない。それならば満足したものをゆっくりとでも出していこうと。同時に応援する作家さまには感想をきちんと書こう……。
自分も書き手でもあるから、感想は何よりも貴いものと知っているからですね。
そして文字以外の表現をする新しい場所も教えていただけました(それがときどき近況にアップされるコラージュです)。
奇跡のようなご縁がなかったら、私は今何を趣味としていただろう……。たぶん何も趣味として言えるものはなくなってしまったのではないでしょうか。考えると怖いです。
小説サイト、SNS、もちろんリアルのご縁も、年齢を問わず大切にしてほしいです。SNSでしか知らなかった作者さまにイベントで実際にお会いできたり、DMを使って感想で盛り上がったり。とても素敵なことを学べる場所なのですからね。
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とかく、SNSやネットの世界は負の面が非常に強調されていて、炎上や詐欺などの危険な温床とばかり叩かれる場所になりつつあると感じています。
でも、ネットはあくまで道具であって、使うのは人間です。危険だと言われる使い方をしているのは人間張本人なのです。
きちんと正しい使い方をしていけば、もっと素敵な出会いがあるのに……。そんなことを思いながら、先輩方や仲間たちとインターネット黎明期を必死に作ってきた私などは今日を過ごしているのですが、そんな考えは既に過去のものなのかな……と切なくなってしまいました。
そうですね、ワープロのキーボードを初めて叩いてからもうすぐ32年目に入ろうとしています。
これから何か新しいものを……というのは難しいかもしれません。でも、いま皆さんと進んできた大切な世界は最後(自分の終わり)まで守っていきたいと思います。
今回はここ数年ずっと思っていたことをお話ししてみました。
老いぼれの戯言になってしまうとは分かっているし、これから世界がどんな形になっていくのか、想像もできませんが、明るい未来が待っている……ようには感じられない昨今の世界情勢です。
せめて、最後の善悪の判断は人間ができるようになっていてほしい。そして、人間にしかない「笑顔」というものが平等にいつまでも存在し続けていられますように……。
それでは今回はこの辺で締めたいと思います。今回もお越し下さりましてありがとうございました。
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