第4話
高校2年生になったら、クラス替えで、1年生の時に一緒に将棋部だったみんなと、みごとに別々のクラスになってもた。1年生の時に仲良しだった子1人もいなくて、2年生になって、また1から友達をつくることになった。ただ帰りだけは、河本くんと正義くんと放課後3人集まって一緒に帰っていた。2年生の必修クラブをみんな何にするのか聞かなかったから、私は読書にして、週1で1人で図書室で静かに読書をしていた。
2年生の時、同じクラスの直くんが私にめっちゃ優しく接してくれた。私は中学3年生の時に沖縄から大阪の中学に転校して来たから、高校2年生で、まだ大阪に来て2年、やっと3年目始まったばかりやったから、まだまだ完璧な大阪弁になってはいなくて、そんなところも直くんはわかってくれたみたいで、教室でも何かとよく話しかけてきてくれて、みんなにも私の存在をアピールしてくれて嬉しかった。
文化祭で、アイスクリームのスプーンに名前を描いてアクセサリーにするお店があって、直くんが私の名前でそのアクセサリーを作ってきてくれて、私にプレゼントしてくれた。
直くんのことを好きな他のクラスの女子が、そのことを知って、私のクラスにまで、私のことを見に、現れるようになった。直くんはサッカー部でカッコ良くて、しかも誰に対してもめっちゃ優しい子やから、女子たちにも人気高くて、直くんが私にとても優しいのも、すぐにみんなに伝わってしまうみたいだ。
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