あやめ
ヤッキムン
第1話
私はあやめ。広島県の上下町という街で生まれて、ここのマスコットキャラクターでもある『あやめちゃん』から名前をつけてもらった。
ちっちゃい頃から転勤が多くて、幼稚園の時に広島市内に行き、そのあと郡山市の幼稚園に変わった。郡山市で小学校に入学した。そして小学4年生の時に松山市の小学校に転校して、その小学校を卒業し、そのまま松山市の中学に入学したと思ったら、中学2年生の時に那覇市の中学に転校。那覇にはもっといるのかと思ってたら、中学3年生になる時に大阪の中学に転校になった。
大阪の中学で、河本くんという、髪の毛のめっちゃまっすぐできれいな男の子を好きになった。ちょっと髪の毛、明るい茶色で、でも最初から、そういう色の髪の毛だと思えるような自然にきれいなまっすぐな髪の毛をしている。たぶんお姉ちゃんが2人くらいいそうな感じする。ちっちゃい頃から、お姉ちゃん2人に可愛いがられてきて、いつも髪の毛なんかも、お姉ちゃん2人にきれいにされて育ってきたような感じだ。音楽がめっちゃ好きで、いろんなジャンルの音楽すべてに詳しい。自分でもギターをやっている。私はすべての音楽にそれほど詳しいってわけでもなかったから、いろんなジャンルの音楽について教えてもらえたから、それがめっちゃ嬉しかった。
中学3年生の修学旅行で岐阜と長野方面に行って、いつもずっと河本くんにぴったりくっついていた。善光寺に行った時も2人で一緒に仲良く歩いて、いつまでも仲良くいられますようにとお願いして来た。『牛に引かれて善光寺詣り』と書かれた湯呑みと、信州蕎麦と、おまんじゅうをそれぞれの家のお土産用に一緒に買った。バスの中でも一緒に座って、窓から山々の雄大な景色を一緒に眺めながら、くねくねと山の緑や色とりどりの草花の中を通り抜けて行った。
学校でも、いつも2人で一緒にいる。お弁当もいつも一緒に食べる。休み時間になったら、2人の席が離れてても、いつもどちらかの席に行って2人で一緒にいた。ギターが好きで、学校にも持って来てて、いつも弾いてくれて、それを横で聴いていた。
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