Vol.24 涙、決意、別れ・・・
『なんで!? なんでなん!?
俺・・・ 何かした!? なぁ! 教えてくれよ!!』
アイツの突然の行動に 俺は翻弄されていた
『ほんまに行くんか・・・!? ほんまに・・・ 終わりなんか・・・!?』
アイツは 黙々と荷物を纏めていた
俺の問いに 答える事もなく
声すら聞かせてくれない
それでも俺は 納得できなかった
『・・・なぁ・・・ もう・・・ 無理なんか!?
俺に もう一度チャンスをくれへんか!? 頼むわ・・・』
アイツは 纏めた荷物を持ち 玄関へと向かう
その後ろ姿を見て 《固い意思》を感じた
靴を履き 振り返ったお前の顔を見て・・・
『・・・ごめんな・・・ お前も辛いんや・・・
この決断を出すのに 悩んだんやな・・・
その上での決断なんやな・・・ もう・・・ なんも言わんわ・・・』
ガチャンッと 扉の閉まる音が聞こえ
お前の姿が 消えた
最後に見せたあいつの顔は
涙と悲しみの表情で
置いて行かれる俺より 辛そうだった
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