吾輩は頓珍漢である。打つ手はもうない……とも限らない。
私には数多くの欠点がある。
あまりにも多い上に一つ一つの程度がヒドイので、自分でもホトホト呆れている。
そんな私だが、今週も三つの欠点でバカを見た。
まず、事務作業などの手続きが苦手なので、今週の後半はカフェインと糖分を大量摂取して、気力体力がギリギリでの活動を強いられた。
参院選が告示された。投票したいが、住民票を移してから三ヶ月経っていない。不在者投票することになったので、投票用紙の請求が必要だ。用紙を印刷し、切手と封筒を買い、用紙に記入して投函。
……なんて首尾よくは進まない。封筒を買ってからコンビニで印刷して切手も買っておくつもりが、現金がなくて家に戻る。切手を買ったら今度は帰ってから印刷してないと気付いた。夜遅かったので諦めて翌朝に片づけてから大学に行ったが、もちろんその日は疲れ果てていた。得意科目の授業だったからよかったが。
次に、今週は大学で誰かに話しかけようと思ったが、ほとんどの相手に話しかけることができずに平日が終わった。
一人で何もせず座っている相手なら話しかけられるが、二人以上で話している場合は入るタイミングがわからないので無理だ。
語学の授業などで話したときに「気が合いそうだ」と思った相手はいたが、気がつくと毎回グループで話してるし、何より女子だから自分から話しかけるのはかなり難しい。
高校時代には心理学の本を読みあさったが、実生活にはまるで活きていない。パソコンを触ったことがない人間が最新のゲーミングパソコンを買うように、まるで使い物にならないのだった。
そして、昨日外食したが、200円払ってドリンクバーをつけることをためらい、その後はまだ食べたいのに追加注文しなかった。食費を抑えたかったからだ。その結果、足りないので後でアイスを買い込んでしまい、逆に金がかかることになった。この手の失敗は(本人が気づいてないのも含めると)世間にも結構ありそうだが。
このように、「事務作業が苦手」「人に話しかけられない」「ケチ」という欠点のためにハッキリと実生活に支障が出た。
正直言ってこれ以上の苦労をするのには耐えがたい。特に、ただでさえ疲れる会話で始まる前から疲れていたのでは身がもたない。
幸い、対策はある。
事務作業では「必ず手順をメモに書いて、作業が終わるまではなるべく頻繁に見る」ことで、かろうじて物忘れを防げる。というか、逆にこれをしないと大体しくじる。
会話は「最初は天気の話(最近なら猛暑の話になるが)や大学の課題について話して、脱線ついでに趣味の話をする」とよさそうだ。まだ仮説の段階だから、明日以降検証していく。
ちなみに、これまでの読書と音楽に加えて、オタク趣味もドンドン公開していくつもりだ。もちろん実際は少しずつになるが。
その方が同類を見つけやすいし、(今時そうそういないとは思うが)二次元のアイドルとかVtuberに偏見のある人を確認しやすい。そういう人の前ではオタク趣味の話を封印するだけだ。それに「周りで同じような趣味の人がもっと堂々と推しを語れるように自分が先鞭をつける」という目的もある。他のオタクな学生のためにもなるのだ。ちなみに私の知る限りでも二人いる。
金銭管理、特に食費は経験則から言えばなんとかなりそうだ。それは「甘いものよりも肉を食べた方が満足できる」ということだ。理由はわからない。強いて言うなら筋トレや散歩をしてるから、体が求めてるのかな?
もっとも、対策そのものを忘れるとどうしようもないのだが。
次の課題は……「対策を忘れずに使う」かな?
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