第3話
警察官がインターフォンにいた。
私の事が心配で母が
警察に通報してくれた。
大丈夫です、
大丈夫なので。
と言っても帰ってもらえず
話をした。
父も母も泣きながら
私の事を心配してくれていたんだ。
愛されていたんだ、
そう気づいたら。
私に、凄くなんてならなくていい。
ただ生きていてほしい。
と母は言った。
その晩、泣きながら
飛行機で海外へ飛んだ。
片道切符。
親には海外にいくとは、
言えなかった。
病院で精神安定によく効く薬を出してもらった。
液体型の薬。心を落ち着かせながら、
渡航。
(続く)
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