転生したら王子だったけど俺だけ前世のまま(モブ顔)だった( ゜д゜)【カクヨム】

あんこもっち

第1話 あらすじと人物紹介

地味で目立たない主人公

佐藤明(さとうあきら)

転生後はアレク・サトゥーラ。

海で溺れて死んだはずなのに

目が覚めてみると中世の貴族のお屋敷のような広い豪華な部屋、ふかふかのベッド、綺麗な女性(母)に抱き抱えられていた。

そう、主人公は異世界に転生したのだ。

しかも一国の王子。将来を期待される存在だ。

主人公も期待した。

「ひょっとして俺モテるんじゃね?」


しかし、成長するごとにある事に気づく。

それは何故か前世の容姿と全く変わらないことである。容姿が悪いというか目立たない。地味、平凡、ちがうのは髪の色だけ。


「何故だ!」


やがて成長する中で時期国王候補として期待されている王子は異世界の厳しさを知ることになる。

教育が厳しい。

自由がない。

モテない。

ただ唯一の希望、それは将来結婚を約束されている許嫁が一目惚れするほど超美少女だったこと。

困難な異世界生活の中で果たして主人公は無事許嫁と結婚して幸せな人生を生きられるのか。


人物紹介①


◯アレク・サトゥーラ(佐藤明)


モブ顔の主人公。


細い目、低い鼻、パッとしない顔立ち。

唯一の違いは前世黒髪だったのが転生後は金髪になっただけ。異世界だけに髪の毛は長く肩まで伸ばしている。

佐藤明は家族と一緒に海水浴に来たものの海で溺れて死んでしまう。たまたま近くにいたアルタイル星人アマリアの興味本位で他の惑星に転生させられる。ただ本人は異世界転生に満足しており、唯一自分の顔立ちが前世と同じだったことにショックを受けている。

異世界チートはほとんどなく、幼少期から魔法と剣術を叩き込まる。


◯アマリア


アルタイル星人で猫型宇宙人。地球探索チームに所属している。

好奇心旺盛で地球のお菓子や飲み物などの嗜好品に目覚めてからは仕事終わりや休みの日によく食べるようになる。地球文化(日本担当)の勉強のために様々な本を読んでいるが、今のところ漫画や小説にハマっている。

地球人よりも進化した知的生命体であるはずなのだが後先考えずに行動することが多い。


◯アイリーン・サラトム


アレクの婚約者であり、辺境伯の孫娘。

超がつく美少女。

水色がかった髪でツインテール。

小柄でスラリとした体躯。

ぱっちりとした可愛らしい目でまつ毛も長い。目の色はアクアブルー。

愛くるしい唇は口紅をつけずとも艶がある。

異世界だけに美人の多い世界の中でトップレベルの容姿を持つ女の子。

胆力もあり、知恵も働くハイスペックな女の子。容姿にとらわれず強くて権力のあり、でも庇護欲のそそられるような男性が好み。

唯一のデメリットはヤンデレ属性あり。


◯アレクサンドル・サトゥーラ


アレクの父でサトゥーラ王国の国王。

オレンジ色の髪をした長身イケメン。

国民からは賢王と呼ばれ慕われている。

アレクが幼少の頃に魔法を使えるようになったのを知り、後継者として育てようとスパルタ教育を施す。

側妃は持たずに妻一人を愛し、愛妻家としても有名。


◯マグダ・サトゥーラ


アレクの母であり王妃。

金髪碧眼の美女。性格は慎ましく心配性。

アレクが生まれた後、顔立ちが違うことで不貞の罪に問われないかと心配するものの、王の子であることがわかって安心する。

それ以降も夫である国王とは仲睦まじく子供二人産んでいる。


◯イスタル・サトゥーラ


アレクの弟であり第二王子。

アレクとは違い外見は美麗で寡黙な男の子。

多くの貴族からはいずれ王の後継者となるだろうと勘違いされ婚約の申込みが殺到している。本人は何事もやる気がなく割と放蕩息子な性格をしている。


◯マリア・サトゥーラ


アレクの妹でサトゥーラ王国の王女。

母であるマグダに似て美しく性格も可愛い女の子。天真爛漫でアレクにも懐いている。

アレクにとっての天使。

猫が大好き。


◯サーシャ・ゲニウス


男爵家の娘であり、アレクのメイドとして世話をしている。

容姿はそこそこの美人。ダークブラウンで少しふんわりとした癖のある長い髪は後ろでおさげにして結んでいる。目は少しつり目。

しっかり者だが苦労人で実家の家計を支えるために12歳の頃から学園にも通わずに王城で働いている。献身的で面倒見が良くアレクを弟のように思って世話をしている。

ツッコミがキツいのと割と短気。


◯ガルシア


王国一の魔法師。

長い髭のお爺さん。

アレクが幼少期に魔法が使えるようになってから国王の頼みもあってアレクに魔法を教えることになる。

結構スパルタ。


◯ボルト・トーラン


鉄の騎士団団長でありアレクの剣術の師匠。

いかつい体に茶色の短髪でオールバック。

口元に髭を貯えている。顎髭はない。

国王の依頼から子供のアレクに剣術を教えることになる。豪胆な性格。

かなりのスパルタ。


◯ガスタル・サラトム


アイリーンの祖父であり辺境伯の領主。歳のわりに大柄な体躯を持ち、いかつい顔立ち。口と顎に髭を貯えている。白髪ではあるが髪は健在でオールバック、髪が長いので後ろ髪を少し結んでいる。かつては敵から国境を守った英雄として有名な存在であった。大魔法師ガルシアと鉄の騎士団団長ボルトとは旧知の仲であり、二人の推薦から孫娘であるアイリーンをアレク王子の婚約者にさせることを決める。

豪胆で堅実。


◯エリック・サラトム


ガスタルの息子でありアイリーンの父。父に似ておらず優男で細身。かつては騎士団に所属していたが突如として文官に転身。現在は兵舎の書類をまとめる仕事をしている。


◯アラン・サラトム


エリックの息子でありアイリーンの兄。アイリーンとは性格が違い繊細で臆病。神経質なところがあり学園では騎士コースではなく魔法科に通っている。


◯キャサリン・サラトム


アイリーンとアランの母。プライドが高く、かつては王都の貴族として生まれためか蝶よ花よと甘やかされて育てられた。しかし辺境の地に嫁いでからというもの何もない田舎に嫌気をさして王都に戻りたがる。なんとか夫のエリックを説得して息子の学園入学を期に王都の屋敷に移り住むようになる。

今のところほぼ出番なし。

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