「まさか...こんな所で『同胞』に逢えるとは、此れもまた運命でしょうか。」

「グリード.....!?」

ティアナさんは私の事を同胞と呼んだ男の事を強欲を意味する言葉であるグリードと呼んでいた。

でも.....敵は1人だけ?妙だな。確かに魔力反応は2人分だったはずだが....


他には逃げられたか?でも魔法使用反応がなかったような....

「...同胞?」

「えぇ、細かい種族は違いますが同胞には違いありません。」

種族が違うのに同胞なのか....

なんとなくだけど、蚕妖精ではないし、かといって人間でもないな....亜人種か.....それとも魔族か....おそらく魔族系の組織所属だと思うが。

「耳を貸してはいけない、シルキー」

謎の男グリードから守るように私の前に立つティアナ

「ティアナさん....」

「おや、覚えていましたか、わが友ティアナ・ローウェル」


「大罪者の話は嫌でも耳に入ってくるからな。あと友じゃない」

なぁ

「強欲の大罪人 グリードさんよ」

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