第50話

おーい〜シルキー〜この前のゴーレム狩りの報酬が出たぞー」

ついに出ましたか報酬。いった幾らなんだろう。金貨いくか?

「へぇーどれくらい儲かったんですか?」


「うーん大体中金貨12枚くらいかな」

中金貨1枚で一般家庭なら一ヶ月節約すれば普通に暮らせるくらいの大金。

中金貨1枚は日本円にして10万くらいで、参考までに小金貨は1万くらい。銀貨は1000円くらい。今回は12枚なので120万くらいかな

「なかなかの大金ですね。」


「まぁね、そういえば、あの遺物はどうなったんだ?この前、ギルドに解析と研磨を依頼してたって聞いたが」

「あの遺物でしたら、今日研磨が終わるって聞いたので、取りに行く予定ですけど....」


「ふーむ、今日は安息日だから、訓練はないからな、一緒に着いていっていいか?」

「いいですよ。遺物に興味があるんですか?」

意外や意外、思ったよりもトレジャーな人だったみたい。お金大好きらしいもんな。

「まぁな、もしかしたらとんでもない価値の遺物の可能性もあるしな。」

「でもあんなに人が居たのによく見つかりませんでしたよね。」

普通は誰かしらが見つけてると思ったんですが

「私たちが見つける前は埋まってたんじゃ無いか?土がたくさん付いてたし、その可能性が高そうだが、シルキーはどう思う?」

「自分は....高い方がありがたいですね。お婆ちゃんに何かあげようと思っているので」


「ほう。いいじゃないか、買い物は手伝ってもいいか?」

「いいんですか?」

てっきり頑張れよーと言われると思いましたけど。

「私はシルキーには色々と恩があるしな、気にするな。報酬も受け取ったし行くとするか。遺物受け取りに」

「はい。行きましょうか、ティアナさん。」


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