卯の花腐し/午後4時過ぎに/ 楽譜売り
「卯の花
ゆうべに見た夢を午後4時過ぎくらいに思い出す。靄がかかったような体の奥底がずん、と重くなるような夢だった。どうせなら一日が終わるまで忘れていたかった。
棚を整理して何冊か楽譜を売った。ふと、そうか私は「音楽」にずいぶん前に振られていたんだな、と思う。それがいつだったのか考え始めると、思い当たる時期がいくつかあった。「ずっと探していたものです」というメッセージが楽譜の買い手から届く。その人の元でまた音楽にしてもらうんだよ、と丁寧に梱包をした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます