41日目(5/24)虚無

 5月24日。晴れのち曇り。朝から教習所。なのに乗車は午後。無の時間を過ごす。小説を書き終えてしまったのでやることがない。虚しい。長編を書き終わったあとは寂しいし、それまでが充実していただけに激しい虚無感に襲われる。本を読む気力もない。読書は体力と気力がいるのだ。


 お昼ご飯を食べた後は乗車の時間まで突っ伏して昼寝。時間までたっぷり寝る。今日は路上は1時間だけで、次の時間は縦列駐車と方向転換の練習。バックしながら向きを変えるのが苦手。

 

 帰り道、家の近くで妹とばったり会う。それから妹はべったり。今日は弟が修学旅行でいないので、私が遊び相手になるしかない。夕飯の少し前に、学校からの通知で写真が届く。砂風呂に入った弟はあまりに虚ろな目をしていた。虚無そのものみたいな顔だった。あるいは全てを悟った顔。


 今日はなんだか疲れたなあ、と思っていたら、母からちょっと怖い話を聞く。私は全然覚えていなかった幼少期の話。

 小さい頃から私は絵を描くのが好きだった。保育園に通っている時もよく絵を描いていた。

 だが、一時期、身体の一部が描けなくなったことがあるという。

 ある時期は顔が真っ黒に塗りつぶされていた。

 それがマシになったと思ったら、今度は手や足や耳や、どこか一部が欠損するようになった。


 自分のことなだけにぞっとする話だった。

 これは何かの心理の表れだったんだろうか?

 詳しい人がいたら教えてください。

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