19時51分から俺がいなくなる。
白乃 白
第1話 始まりの日
静かな街で生まれた瞬は14回目の誕生日を迎えた。
瞬は母と父そして、弟の真司から誕生日プレゼントをもらった。
瞬は誕生日プレゼントを持ち、2階にある自分の部屋に戻り誕生日プレゼントの開封を始めた。
母からはゲームソフトをもらい父からは前から欲しかった漫画全巻をもらい真司からは鉛筆5本と消しゴムをもらい瞬は嬉しそうな顔していた。
瞬はふと机を見ると、名前も書いていない黒いプレゼントボックスがあり、困惑した顔をしながらその黒いプレゼントボックスも開封した。
そのプレゼントボックスの中には2枚の紙が入っていた。
1枚目の紙には「猫矢 瞬様 お誕生日おめでとうございます。あなたは500人中の51人目です。」とよく分からないことが書いてあった。
そして2枚の紙には「19時51分 END」とまた意味が分からないことが書いてあり瞬は混乱していた。
瞬は紙は何かしらの勧誘だと思い込み黒いプレゼントボックスと紙をゴミ箱に捨てた。
19時37分
瞬は真司にサイクリングに誘われ嫌々行くことにした。
なぜか分からないが真司はサイクリングにハマっており毎日、毎日誘われていた。
コースは真司が考えたコースを瞬が後ろからついて行くのが毎日のルーティンだった。
19時49分
真司は必ず最後は[やぶ坂]を下るようにしていたのだ。
やぶ坂とはこの街でも、とても急な坂で有名であり怪我せずに帰るのは厳しいとまで言われていた。
そんな危ない坂を真司は毎日ブレーキなしで下っており奇跡的に毎回怪我なしで帰ることに成功していたのだ。
19時50分
真司はやぶ坂を勢いよく下って行ったのだ。
そして、真司に続くように瞬も勢いよくやぶ坂を下って行った。
瞬はやぶ坂を下る際はいつもブレーキをしながら下るのが日常だった。
19時50分54秒
瞬はブレーキをかけた。がブレーキが壊れておりブレーキがかからなかった。
19時51分
「ガシャーン」
瞬は前から来た車と接触をしてさしまった。
瞬の体からは大量の出血をしていた…
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