第17話

「言わないんなら、強制退去な...!!!」


俺はじりじりと幼馴染に詰め寄る。


「な、なんてこと...!!!!」


「意地悪っ。シンジの意地悪っ!」


一歩、二歩、三歩と後退りするマヒロ。


あとちょいっとのところで窓際。

「いい加減、観念しろよ」

窓際まで来た時。

俺は距離を詰め過ぎたらしかった。

事故キスだった。

「ちょ、シンジ!なにすんのっ」


いや、正確にはマヒロからのキスっぽかった。

俺が能動的にしたことにしたいらしかった。

だが、俺はそんな嘘、認めないぞ。


「いや、おまえがしただろ、俺の口元に

ちゅって!」


「...っっああああ!」


茹でだこのように真っ赤になり、

その顔を必死に隠そうとしてるあたり、かわゆす。


「私からしたっ。それはつまり

もうその行為だけで十分でしょ!」


認めたので、俺はマヒロを抱きしめてやる。


「オッケー。今日は泊まってってよろしい」


そう告げたら、マヒロは膝からへなへなっと

崩れ落ちたのでした。

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親の再婚で地元で可愛いと有名なマドンナが 俺の妹になった→俺に対して塩対応だった隣に住む幼馴染がヤンデレになっちまったんだが俺はどうすればいい? 雲川はるさめ @yukibounokeitai

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