166.ナイトプール
濡れた着衣がじんわりと体温によってぬるくなっていく感覚を味わうために、深夜の学校に忍び込んで制服でプールに飛び込んだ。JKのこの主張に「これが今の世代が考える青春なのだろうか」と疑問と困惑を抱きながらも、とりあえずうんうんなるほどねえと頷いておくことにする。あくまで、俺は今日の当直を任されただけであって、生徒指導の先生ではないのだから。
「雨に濡れるのじゃダメだったのか?」
「うちらが、施設料払ってる意味を考えてください」
「少なくとも、そのためでは無いことは俺にも分かるが」
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