62.告白(ショートコント2)

ショートコント「告白のセリフが花火の打ち上がる音にかき消されてしまう男子」


「みおのことがっ、──でした!!」


「あたしも! よければ──ってください!」


 その時、ふたりは二人だけの時間を生きていた。そして互いにその声は届かなかったが、それでも、通じる何かがあったんだろう。互いに目を合わせて、同時に叫んだ。


「「いいよ」」


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