美貌のメガネ少年・真児くんと、彼に対して思いを募らせる『僕』のお話。 男子生徒同士の尋常ならざる関係性を描いた、現代もののボーイズラブです。 悶々とした性欲を募らせ、やがてそれを爆発させてしまうお話なのですけれど、なんとも強烈なのがその変態性。 いわく名状し難い、いや本当に適した説明の見つからない、この「普通じゃない感じ」がなかなかものすごい。 情欲そのものはまだしも、その発露の形の独特さというか……(うまく言えない)。 その対象である真児くんの、どこか妖しい魅力もまた印象的なお話でした。