第8話 安く買って高く売る?

「暴落のときに買って、景気が良くなったら売ればいいんだよ」


 とかなんとか。安く買って高く売る。普通の商売なら多分そうなんでしょうね。


 こと株式に関しては半分くらいしか合ってないなあ、って思います。


 安く買う。暴落の時に買えばそうなんでしょうけど、これもよく言われる『落ちるナイフを掴むな』ってやつがあります。


 どこまで下がるか分からないものを買うってのはなかなか勇気がいりますよね。

 そしてえいや、って買ってなかなか上がらず、焦れたところで売ると、そのあと急上昇するというお決まりのパターン。


 いつ上がるかわかんねぇのにそんなに長く待てねえよ、って感じですかね。待てるのはバフェットくらいなもんでしょうか。

 彼の場合は綿密な調査とそれに裏打ちされた自信があるから待てるのかもしれません。


 とまあ色々考えて、最近思うのは、『安く買って高く売れ』、じゃなくて、


 『買値より売値が高いと儲かる』


 と言い換えたほうがいいんじゃないか、ということです。


 当たり前のことで同じこと言ってるようなんですけど、『安く買って高く売る』だと、なんか下がったときにしか買っちゃいけない的な感じになりませんかね?


 上昇トレンドの最中で買って、買値より上がったところで売ればそれで儲けられるわけだから。売りでも同じですけど。


 要は、言い換えただけで視野が広がるんじゃないかってことです。

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