第7話 マクドナルドと1dayオプション

 マクドナルドの優待が欲しい。


 ただ、長く持つにはちょっと単価が高い。


 証券会社がこれでもかって推奨してくる優待クロスは、実際やると逆日歩が恐ろしい。

 

 信用取引が嫌だ、っていう人もいるかもしれませんが、最近SBIではじめて信用ってのが出てきましたね。


 レバレッジがかからないのでよさげですよね。

 まあレバレッジは自分で制御できないといけないのですが。



◇◇◇



 マクドナルドの優待が欲しければ、権利付最終日に買って権利落ち日に売れば被害は最小限になるはず。


 おおよそ翌日値下がりしてるので、何とかカバーする方法はないかな〜、とか思ってると、SBIが1dayオプションをやってました。


 だから、マクドナルドの現物買いと、1dayオプションのプットを組み合わせればいけるんじゃないかと思いました。



 過去5年分くらいシミュレーションしてみたのですが、


・権利付最終日の終値で現物を買い、翌日の始値で決済する

・1dayオプションのプットを権利付最終日の前日の夜に仕込んでおいて、権利付最終日の始値と翌日の終値の差で利をとる


のが一番利益が出そうとなってました。



 今回(2023.12月)の結果は、現物はマイナス、なのはまあ当然としても、オプションの手数料が確か0.8%くらいだったので差額よりも手数料が上回り、株主優待の価値を考慮しても全体でマイナスでした。


 まあこんな時もあるか、次はプラスになることを期待するか、と思っていたんですが……



 マクドナルドの優待、次から継続保有年数の条件がつくんですよね。

 この方法が使えません。


 

◇◇◇



 他のいくつかの優待銘柄でも同じことを試してみていたのですが、大体マイナスでした。


 やっぱり権利付最終日のオプションの手数料が高くなるんですよね。


 そうそう美味しい話はない。


 優待にこだわらなければ、権利付最終日の始値と権利落ち日の終値の差が大きいものを探せばいいんですが、オプションの手数料率が当日にならないとわからないうえ、落差が大きいと見込まれるものはおそらく手数料率を高く設定されると思われるので、机上の空論に終わりそうです。

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