第8話 無数と一点
未来は無数にあるだろう? 宇宙も無数にあるかもしれない。並行世界だってあるかもしれない。
だけどね、今ここは、一つしかない。ただ一点なんだ。もし何々だったら、という世界は、並行に無数に存在するとしても。今ここは、一点なんだ。そして、懐かしい思い出と美しい未来は、この一点で交わる。
未来は無数にあるだろう? 宇宙も無数にあるかもしれない。そんなことに思いを馳せる、ただ一点の私。
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