11話 決断
救助を終えベレッタの方へ着くと彼女の周りには骸がたくさん出来ていた。
まぁ、元幹部なので当然っちゃ当然か……。
今回に関しては彼女がやったことは咎めないでおこう。
「よし、じゃあいくぞ! 発火!」
そう言うと、魔法が発動し、建物が一気に爆発する。
「汚い花火ね〜」
「そうだね、この後みんなで綺麗な花火しよう」
「賛成! わかってるね!」
僕とベレッタの会話に皆苦笑いだったのは言うまでもない。
話は戻る。
「ありがとございました! カリオさん!」
「いや、大丈夫……それより、皆大丈夫だった?」
「えぇ、部隊全員揃ってます」
かつての仲間達が僕の前に現れる。
総勢10名の僕達の部隊が再び揃った。
「僕らはついて行きます、指示を! 隊長!」
一度は抜けた魔王軍だが、再びこの小さな国から始めよう。
「国王と話はつけてある、あとは連携して敵を撹乱してカウンを撃つ!」
「「はい!」」
そうして来たるべき日まで4日……それまでに行くべき場所があった。
一度話すか……。
そう言って僕は準備してあの忌々しい場所へ向かった。
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