わたしの三千円

原田ひ香さんの『三千円の使い方』を借りてきた。


少し読んで、すぐに栞を挟み閉じた。

続きを読む前に、家計簿を見直さなくては。

常々思っていたことに背中を押してくれた。


職を持ち、前職より給料は上がったはずなのに前職よりも貯金ができない。


なぜか、なぜかと考えてはいたが、現実を見るのが嫌で目を背けていた。

「三千円」

今のわたしは交際費で一瞬だ。


毎土日繰り返される友人との食事や買い物。意識せぬ間にお金はみるみるうちに使われている。


本当にこれを買う必要はあったのか?

本当にその人とその場所で食事をする必要があったのか?


そう問いかけるのがなんだか怖かった。


本来ならセーブできるはずなのに、「働いているから」という慢心と「クレジットカードを使えば」という油断のある自分のせいで毎月窮地に立たされる。


クレジットカードは魔法のカードではなく、悪魔のカードだ。

目の前の欲望を叶えて、その代償に未来へと重しをのせる。

クレジットカードを使えばいいやと思っていた最近のわたしはどうかしている。


そんなこんなで、今月はもうすでに赤字が決まっている。

先月のクレジットカード代がほとんど給料と同額なのだ。


だからと言って今月の支出を来月払いのカードに託すと、現状は変わらない。


ここで負の連鎖を断ち切る。


・働いているからといって、毎日支出していいわけではない

・クレジット支払いは家賃含めて10万円まで


この2点を肝に銘じる。


そして今後の三千円は交際費ではなく、NISAに充てていく。

口座の準備はそろそろ整う。


こういう時のわたしは結構行動力があって助かる。


そんな今日の1曲。

backnumberで『ベルベットの詩』


あるがままに生きていくことと、欲望のまま生きていくことは違いますよね。

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