ヒロイン(青春狂騒曲)

小中高と、少女マンガが私のほとんどの時間を占めていた。

いつか必ず好きな人と結ばれる、といまだに信じているのはあの頃の影響が大きいのだろうと思う。


大学生の時、そうじゃないことがわかったにも関わらずまだ諦めきれていない。“いつか”は信じる者にしか来ないと、だから“いつか”に必死に縋っている。


いや、よくない。

こうしていつも何かのせいにして逃げている。少女マンガオタクを一緒にやっていた友達が、彼氏との楽しそうな写真をあげているのに気がついていないわけではない。だからわかっている、私の問題だと。


追いたい私が、追われたくない人を好きになっているだけなことに。

そして私も追われたくない、ということも。


だから結局、私はまた少女マンガを読む。

筆が進まなすぎて、自分に嫌気が刺したここ1週間、多くの時間をそうやって過ごした。


新しい作品から昔好きだった作品まで読み漁った。結果、1番こころ震わされたのはあの頃はまっていて、いまだに実家にとって置いているものだった。


常々、作家は過去のことをよく覚えている生き物だなあ、と思う。そしてこの頃のことを思うと、きっと趣向も過去から変わらない人が多いのかもしれない、と。


まだ自称作家ですが。


そんな今日の1曲。

サンボマスターで『青春狂騒曲』


長編を書きまくれる力が降ってこないかなあ…


p.s. 湯木のじんさんの『藤代さん系。』というマンガの久世くんが永遠のタイプです。




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