短編はもうからない
黒井丸@旧穀潰
第1話 正しい爆破予告
さらっと読める短い話です。ストレスフリー
警察に爆破予告がきた。
予定は今から5日後の夜8時。場所は東京のどこか。
そこには聖書から引用したとおぼしき暗号が書かれ、そこに爆弾を仕掛けると書かれていた。
この中二病全開の予告にネットでは大盛り上がりし、警察は威信をかけて操作に当たった。
現役中学2年生に暗号を解読させたりミステリファンを総動員し、2日目には候補があがり、東京の東部と範囲が絞られた。
「ここのどこかに爆弾が有るのか…」
「おそらく犯人は愉快犯に違いない。仕掛けるなら目立つ場所だと思う」
古今東西の暗号知識を総動員し、当日の5時になり、ついに爆弾の場所が発見された。
「やったぞ!!!」
「あとは爆弾を探すだけだ!!!」
爆破物処理班が出動し、周辺住民は退去する。
そして残り時間3時間前になり爆弾らしき箱を発見した。
そこには
「犯罪者が律儀にルールを守るわけないじゃんwww」
そう書かれた紙が入っていた。
そして予定の一時間前に、全く無関係の大阪の通天閣が爆破された。
それ以来、正しい予告を書かなかった爆弾魔は問答無用で無期懲役と言う法がさだまった。
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爆破予告って、何で正しい時間言うんでしょうね?
私なら日付で嘘をつくと思います。
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