運転の仕方がぶっ飛んでた夢

一昨日の明け方見ていた夢は、今思い出しても笑ってしまう夢だった。


夢の内容はこうだ。


私は田舎町の国道を車で走っていた。

運転中の私は何かが変だなとは思っていたが、かまわず車を走らせていた。


前方車が信号で止まったので私も続いて止まった。

するとそこでようやく変だった意味がわかった。


なんと車をバックで走らせていたのだ。

どうりで運転しにくいわけだ。


逆走するでもなく、他の車の妨げになるわけでもなく、前方車に続いて私だけが無理な体勢でバック走行していたというわけだ。


信号待ちでようやくそれに気付いたところで夢は終わった。


起きてからはひどく疲労感が残っていた。

当たり前だ、相当な距離をずっとバックで運転していたのだから。


あまりに不思議で馬鹿げていた夢だったからしばらく呆然としていた。

なぜあんな夢を見たのだろう?


これ、もしかすると私に対する警告かもしれないなと思った。


現実界において他の人は普通に無理なくしていることを、私ときたらしなくていい努力を必死でやっているよというお知らせなのかもしれない。


それにしても後続車は奇妙だったに違いない。

だって前を走る車のフロントガラスがこちらを向いているのだから。


幸いだったのは夢の場面が日中だった為、私のヘッドライトが眩しすぎるという被害は被らなかったはず。


そしてもう一つ、あの夢が私に知らせたかったこと。


(自画自賛的だけれど)皆が気づかないところで人一倍努力をし、ハイレベルな技術で生活してるのを自覚させたかったのかもしれない。


一見周りと同じように走行しているようで、私の車だけが普通とは違う。

いや違いすぎる、ぶっ飛びすぎていた。


これまでの奇妙な走り方を改め、普通の人が普通にしているようにやり方を変えたらどんなに楽になるだろう。


楽になって余ったエネルギーを、さて今度はどこに使おうか?

実に珍しく、意味深な夢であった。





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