第4話僕は本家の長男だ!
実家はじいちゃんの親元で本家である。
もちろん、後を継ぐのは長男の僕である。
だが、父親の死を迎えてから実家は消滅し、母が独り暮らしは寂しいだろうから、名古屋に呼び、同じ賃貸マンションの部屋違いに住んでいる。
毎晩、母と夕飯を食べている。
母は名古屋に慣れているので、今は介護職のパートをしている。
母は最近、食が細くめっきり痩せてしまった。
昨夜はマグロの刺し身でご飯を食べていた。
刺し身は好物である。
またまだ先の話しだろうが、僕が母親の最期を看取るのであろう。
父親の葬式には、コロナの非常事態宣言が発出されていたので実家に戻れず、参加できなかった。写メで見たが、いい死に顔であった。
弟はいい働きを見せてくれた。地元では僕より、弟の方が実家に貢献している。
病弱で障がい者の僕に何が出来ようか?
父親の時に弟が働いた分、僕が名古屋では動こう。
まだまだ、未来の話しである。
午後のアイスコーヒー 羽弦トリス @September-0919
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