ヒトトセさんが高速移動しているというところで、どういうことかすごく気になりました……!
まさか宇宙を移動していたとは……。
宇宙人がもし本当にいるとしたら、命のありようが地球とは全然違っているかもしれないし、こんな不思議な人たちもいるのかもなあ……と想像していました。
ほへぇ、心地よいお話でした……
余韻のあるゆるりとしたSF感……いいですなこの星感……!
『2001夜物語』を読むような読了感。こういうSF好きです。素敵なお話でした!
主人公が今の生を生きているうちは会えないかもしれないけれど、時を超えてもしかしたらまた、出会えるかもしれませんね
主人公のカタチが変わっていても、ヒトトセさんは気付いてくれそうです
虫や足の生えたオタマジャクシなんかを丸呑みしたり、口から飛び出した足を戻したり……映像で感じるととてもインパクトがあるんですが、ヒトトセさんの雰囲気なのか描写力なのか全然グロく感じませんでした。
渡りが違う星とは……。
「宇宙はとても寂しいところだよ」
この台詞が凄く好きです。
おもしろかった!
わぁーめっちゃ好きです!!
ミステリアスなヒトトセさんの正体が気になりつつ、淡々とした彼の語りで先へと誘われる。
虫とか丸呑みしても、どこか清廉さを感じさせるヒトトセさんがとても魅力的でした。
最後は宇宙へと想像が跳び、(鳥ではないのでしょうけど)寂しいと話す壮大な宇宙を飛ぶワタリドリが浮かびました。
最後のヒトトセさんもイケメンで素敵な読了感!ありがとうございました!
なんて素敵な小説なのでしょうか。
細部まで細やかに世界観が構築されていて、感動致しました。何処となく愁いを漂わせた宇宙からの来訪者ヒトトセさんにわたしも逢ってみたいです。
≫「宇宙はとても、寂しい所だよ」
このひと言がなぜか、声をともない、鼓膜にふっと触れてきました。いまも耳を離れません。
素晴らしい小説を拝読させていただき、ありがとうございました。
先を読ませる力を持つお話でした。楽しく拝読いたしました。
2500字までの短編って、設定を詰め過ぎたら話が薄くなってしまうし、話を濃くしようとしたら設定が霞んでしまうし、難しいバランスを要求されると思っているんですが、こちらのお話は設定を上手く生かしつつ物語も不在にならないで、綺麗な均衡を保たれていたと思います。
またいつか会えたら。と思いつつ、最後恐らく人型をされているので、取り込んだ遺伝子が人だったりするのかな……なんて思ったりして、そう考えると少し怖くなったり。色んな味わいがありました。
編集済
すごく好きなお話でした。
地球上の生物と同じように星々を渡るヒトトセさんたちの生態に不思議な説得力があります。
彼との関係は興味本意からだったのでしょうが、長い付き合いの中で情のようなものが生まれていた感じがしました。
もし次に再会できたら……たぶん、笑った目の印象でヒトトセさんだと分かるんじゃないかな。分かるといいな。
なんだか学術的な香り……と思ったら、なん不思議で奇妙なお話。突飛なようでなんだか説得力があって、神秘的な感じさえする。凄いです。
こういう爽やかな読後感といい、こういう結局何にもわかんない不思議な終わり方といい、好みの作品に出逢えるのが匿名コンですなー。
誰が書いたか想像しながら他に似た作品を探してしまいます。
凄く独特な読了感を覚える作品でした!
すごいなぁ、この発想。なかなか出来る発想じゃあないと思います。このお話が、最終的にどこに向かうのかとても気になりました。また再開できるのか、そのときどんな姿なのか……とても面白かったです!
とても幻想的で、透明感がある作品でした。
>これも何十回と繰り返してきたやり取りだ。
もしこれが文字通りの意味だとしたら(上では「すでに何年目かになる挨拶を僕は返した。」書かれているので)主人公の「僕」はすでに四十、五十歳以上ですね(海洋生物学者の友達が同年代と推測すれば)それだけの年月をかけてヒトトセと会っているのは、なんていえばいいのか、宇宙的ですね。それでも主人公はヒトトセにまた来るかと訊いているのには、また宇宙的な巨大さ、個々の人生以上の時の長さを感じます。
SF要素とユーモアのバランスが心地よく、さくさくと読ませてくれる良作でした。すこしふしぎ賞で(ないない)。