2023年10月4日 19:50
2.「プロジェクトの真意」への応援コメント
初めまして。この度は『自作品への意見や提案がほしい方へ』企画にご参加いただき、ありがとうございました。主催者の島流しにされた男爵イモです。一万字ほど拝読致しました。量産型のハーレム系作品ではなく、世界観も丁寧に練り込んだラブコメということで。プロローグを読んだだけでも、独自性を模索していることが窺えました。これよりも先の展開はわかりませんが、一工夫を加えた作品という印象です。主人公やその母親の言動に関しても、どちらかというとリアル路線だったのは良い選択だったのではと思います。堅実で、それでいて裏に本作のテーマが隠されていたのは面白い部分だったのではないでしょうか。気になった点としては一つ、世界観の設定について。拝読した範囲で話がさほど進まなかったので、この一点に絞らせていただきます。おそらく物語に深く関わらないためかもしれませんが、世界観の設定がフワッとしていた印象です。Prequelでは「出生率は男に対して女の割合が大きい」、2.では「生殖能力に問題のある男性が多く、出生率が伸び悩んでいる」、「検査で正常だった人間のみ子どもを作れる」とされていますが、誤解を生んでいるような気がします。「生殖能力に問題のある男性」というのは、リアルな話と結びついているのでしょうか。たとえば無精子症や造精機能障害など。あるいはフィクション的な要素(未知の病など)なのでしょうか。前者であるならば、これは治療によって改善されることもあります。つまり絶対的な不妊にはなりません。その他、こうした事態になる前になんらかの政策が取り入れられなかったのか、という疑問も浮かびました。この際、優れた遺伝子を選り好みしている暇もない気がします。言葉足らずな説明が、世界観に細かな穴を開けていたように思いました。さらに前述したように作中で設定の説明に食い違いや、論点のズレが生じていたことも要因につながったのではないかと。ラブコメ主体ならば設定は些末事に思えますが、根幹が揺らいでは作品世界自体が怪しくなるので、なにかしら設定に補足が加われば良いと思いました。最後に気づいた範囲で誤字脱字報告を。Prequelより:「この危機的な状況をなんとか打開しないくてはいけない。」→「い」は不要。 :「苛立ちが積も机を叩いた。」→積も「り」 :「その代償は長年の月日を得て」→「経て」私たちの夢はこれから始まるより:「そんな世の中に変わって中、」→変わっ「た」 :「彼女たちの独創的なももの捉え方」→「ものの」 :「私がそう言うと彼は罰の悪そうな顔をして頭を掻く。」→「罰」は平仮名かカタカナが適切。望まれて生まれてきた命より:「研究に没頭している私のをいつも気にかけてくれていた。」→私の「こと」を :「家事がにがてなわけではないのだけれど、」→「苦手」1. より:「家庭教師の雇って徹底した英才教育を」→家庭教師「を」 :「大きなプロジェクト任される仕事をしている」→プロジェクト「を」任されている2.より:「車から降りて学園の正面門へ──」→「正門」以上になります。作者様の創作活動の一助となれば幸いです。
2022年6月4日 22:08
これと前のやつの投稿の順番逆じゃないんですか?
作者からの返信
コメントでの指摘ありがとうございます投稿順番を編集しました
2.「プロジェクトの真意」への応援コメント
初めまして。
この度は『自作品への意見や提案がほしい方へ』企画にご参加いただき、ありがとうございました。主催者の島流しにされた男爵イモです。
一万字ほど拝読致しました。
量産型のハーレム系作品ではなく、世界観も丁寧に練り込んだラブコメということで。プロローグを読んだだけでも、独自性を模索していることが窺えました。これよりも先の展開はわかりませんが、一工夫を加えた作品という印象です。主人公やその母親の言動に関しても、どちらかというとリアル路線だったのは良い選択だったのではと思います。堅実で、それでいて裏に本作のテーマが隠されていたのは面白い部分だったのではないでしょうか。
気になった点としては一つ、世界観の設定について。
拝読した範囲で話がさほど進まなかったので、この一点に絞らせていただきます。おそらく物語に深く関わらないためかもしれませんが、世界観の設定がフワッとしていた印象です。Prequelでは「出生率は男に対して女の割合が大きい」、2.では「生殖能力に問題のある男性が多く、出生率が伸び悩んでいる」、「検査で正常だった人間のみ子どもを作れる」とされていますが、誤解を生んでいるような気がします。「生殖能力に問題のある男性」というのは、リアルな話と結びついているのでしょうか。たとえば無精子症や造精機能障害など。あるいはフィクション的な要素(未知の病など)なのでしょうか。前者であるならば、これは治療によって改善されることもあります。つまり絶対的な不妊にはなりません。
その他、こうした事態になる前になんらかの政策が取り入れられなかったのか、という疑問も浮かびました。この際、優れた遺伝子を選り好みしている暇もない気がします。言葉足らずな説明が、世界観に細かな穴を開けていたように思いました。さらに前述したように作中で設定の説明に食い違いや、論点のズレが生じていたことも要因につながったのではないかと。ラブコメ主体ならば設定は些末事に思えますが、根幹が揺らいでは作品世界自体が怪しくなるので、なにかしら設定に補足が加われば良いと思いました。
最後に気づいた範囲で誤字脱字報告を。
Prequelより:「この危機的な状況をなんとか打開しないくてはいけない。」→「い」は不要。
:「苛立ちが積も机を叩いた。」→積も「り」
:「その代償は長年の月日を得て」→「経て」
私たちの夢はこれから始まるより:「そんな世の中に変わって中、」→変わっ「た」
:「彼女たちの独創的なももの捉え方」→「ものの」
:「私がそう言うと彼は罰の悪そうな顔をして頭を掻く。」→「罰」は平仮名かカタカナが適切。
望まれて生まれてきた命より:「研究に没頭している私のをいつも気にかけてくれていた。」→私の「こと」を
:「家事がにがてなわけではないのだけれど、」→「苦手」
1. より:「家庭教師の雇って徹底した英才教育を」→家庭教師「を」
:「大きなプロジェクト任される仕事をしている」→プロジェクト「を」任されている
2.より:「車から降りて学園の正面門へ──」→「正門」
以上になります。
作者様の創作活動の一助となれば幸いです。